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終わった人 (2017)

監督
中田秀夫
  • みたいムービー 377
  • みたログ 1,127

3.39 / 評価:920件

定年後の終い支度の勧め

  • えこう さん
  • 2018年7月1日 20時12分
  • 閲覧数 526
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

定年には10年以上ある世代の感想です。

予告編を見て、前後に公開されるどの映画よりも
これは見たい!
と思った作品でした。


4人に1人は65歳以上となる高齢化社会の現代。
あえて定年後にスポットを当てた本作の意味は大きいです。



東大卒のエリート田代は定年を迎え、やることがないと
妻に愚痴をこぼし

高学歴が災いし再就職先も断られ

そんなある日、カルチャースクールの受付嬢と親しくなり、
恋に胸をときめかせ

恋に発展する描写にはハラハラドキドキ

若い広末涼子を前に、恋の行方も絡ませながら、
行き場を失った情けない主人公の奮闘を痛快に描かれて
いきます。


誰しも遅かれ早かれ定年という時はやってくるわけで
興味深く見せていただきました。


特に男の人は定年を迎え、急に老けたという話はよく聞きます。
恐ろしくもあり。

女性だと家事や雑事にまぎれて、そうはならないんでしょうが

男の人でも打ち込める趣味のひとつでも全然違うと
思うし、

特に仕事一筋だったような人は要注意かな。

いざ定年になって 主人公の壮介のように慌てなくても
いいように、五十路くらいになったら、そろそろ心の準備を
しておくのもよいかもしれませんね。



第二の人生の過ごし方・・・いろいろと考えさせてくれる映画
だったと思います。

この日は休日でしたが、さすがに若いカップルのような姿は
なかったですが、


予告編が強烈過ぎました。


定年って、生前葬とはうまく言ったものですね。


定年後の日々や心理は万人に共通するもの。


覇気のない夫にうんざりして、ついつい冷たく当たってしまったり
妻のそんな感情を黒木瞳さんがすごく好演されていましたね。


夫に毎日家にいられることが、そんなに嫌なのか、
それが顔に出てしまいます。



その動揺を表現する黒木さんはお見事だったですし、
館ひろしさんと長年連れ添ったような夫婦の
雰囲気は素晴らしかったなあ。

広末涼子さんもいい味を出していらっしゃいましたよ。



終わった人という題名を見ただけで笑えます。


定年後の人生を歩み方は人それぞれだと思いますが、
そこに着眼されたことの意味合い


今作を見て、自分も壮介と同じだと思われた人も多かったのでは
ないでしょうか。


夢なし趣味なし仕事なし我が家に居場所なし
まさに自分ことを言われているような気がしました。



日本の現実に映しこんだ格好の作品でしたね。

壮介たちの第二の人生と向き合っていく姿を通して
見る者に指南してくれます。


並木道を夫婦が歩きながら、交わすラストシーンが素敵で
すごく印象的。

今作を映画の中だけで、ただ笑って終わらせるだけでなく、
定年後を迎えた時、果たして自分はどうなのか?

我が身を見つめ直すきっかけにはなりますよね。


特に定年前後の
シニア世代に支持されそうな作品ですね。


散る桜 残る桜も 散る桜
 良寛さんの辞世の句が劇中で聞けるとは・・・




私自身、まさかこんなに睡魔に襲われるとは思いませんでした。


内容はどうあれ観客にあれだけ寝られるようではどうなの
でしょう。

もしかして寝ていたのは私だけ???

映画に入り込めず、パンフレットで勉強し直します。

良かれと思った作品が そうでもなかった
ということは往々にしてあるものですが

やはり予告編とは別物なのかも。


ベテラン勢の安定した演技力とストーリーは評価しますが
どんな年齢層にも向くかなあといえば?でしょう。


だからレビューを書くにも断片的にしか思い出せず(泣)

それでもストーリーの良さは理解できましたし、シニア世代には
支持されそうな作品ではあると思いますよ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • 切ない
  • かっこいい
  • コミカル
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