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終わった人 (2017)

監督
中田秀夫
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3.57 / 評価:378件

中田秀夫って、こんないい映画撮るんだ!

  • hig***** さん
  • 2018年5月10日 23時39分
  • 閲覧数 4880
  • 役立ち度 13
    • 総合評価
    • ★★★★★

見始めて「中田秀夫って、コメディも撮れるのか」って思ったのが、見終わった時には「中田秀夫って、こんないい映画撮るんだ!」って感心してた。

舞台挨拶で田口トモロヲが「中田秀夫監督からオファーが来た時、ゾンビ映画かと思った」と言っていたように、見る前は、おそらく誰もが、内館牧子原作で、舘ひろし・黒木瞳主演の映画を「中田秀夫」が撮る⁈ってことに疑心暗鬼だったはずだ。だって、あの「リング」の中田秀夫ですよ! ホラーばっかり撮ってた、あの中田秀夫ですよ! ポルノを撮った後はコメディ???

それが、おもしろい! こんなに自然に笑える映画は久しぶり!

まず舘ひろしをキャスティングしたのが大当たり! だらし無い舘ひろしって見たことないよね。定年を迎え、部屋着でダラ〜っとワイドショーを見ている舘ひろしが妙におかしくて、もはやゆるキャラ。

ヒマだから通い出したカルチャースクールの受付の女の子の広末涼子に恋をしちゃうが、妄想したり、がっかりしたりする度に入る「効果音」もすっごく効果的!

舞台挨拶でベンガルが「大人のコメディ」と言っていたが、大人のコメディと聞いてすぐに思い出すのは山田洋次の「家族はつらいよ」シリーズ。ターゲットとなる年齢層もそう変わらないはずだが、50代後半の私が見ても山田洋次のコメディはテンポが遅く笑いのツボも昭和のものだ。それに比して、本作の笑いは、今の観客が自然に受け入れられる絶妙の間で展開される。

普段、滅多にコメディをやらない大物俳優たちを使って、初コメディでここまでのものを作っちゃう。中田秀夫、上手いな〜。

舞台挨拶で中田秀夫は、本作を撮ることが念願だったと言っていたが、どうしてコメディを撮ろうと思ったのか、聞きたかったな〜。

この作品を見たあとは、中田秀夫が「ホラーの人」ってレッテルは綺麗さっぱりなくなると思う。これから、この人は何を撮って、どんな監督になっていくんだろう?

ラストシーンの桜の大樹、綺麗だったな〜。

本当に、掛け値なく素晴らしい映画だった。全力でおススメします!




舘ひろしは「あぶない刑事」の頃は「俺は3行以上の台詞は言わない」と勝手に台本に斜線を入れていたと言う(笑)

原作者の内館牧子さん、女優デヴュー。カメオと言っても目立ち過ぎるから簡単に見つかるよ。

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