2018年3月10日公開

ニッポン国VS泉南石綿村

2152018年3月10日公開
ニッポン国VS泉南石綿村
3.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

明治時代より大阪の泉南地域には石綿(アスベスト)紡織工場が作られ、石綿が原料の糸や布が生産されていた。戦前は軍需産業を支え、戦後は造船や自動車などの高度経済成長期の基幹産業を支えてきた。だが工場労働者だけでなく地域全体が石綿に汚染され、2006年に被害者たちは国を相手に訴訟を起こす。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(5件)

勇敢17.4%切ない17.4%泣ける13.0%絶望的13.0%笑える8.7%

  • sss

    2.0

    3時間半

    早回しで観た。 被害者を応援したい気持ちはあるが、この映画は退屈。 送り手の為の映画であり、予備知識無しのまっさらな受け手の為に、まとめたり、勉強になるコンテンツに作り上げたり、面白味を盛り込んだりが希薄。 /2.0(202105)

  • fuj********

    5.0

    本日年内最終上映

    長いよ!でも、これが滅法面白い! 休憩を挟んで3時間35分、居眠りする間を与えない。 映画の活路はドキュメンタリーに有り! そう思わせる力が、この作品には有る。 何より、登場する人々が実にチャーミングだ。 大阪泉南石綿村訴訟は、珍しく最高裁がまともな判断をした と記憶しているが、ことはそう単純でもない。 カメラは原告側にピタリと寄り添い、 観客に乱気流のような裁判の過程を追体験させてくれる。 その内情はほとんど戦争。 裁判の長期化につれ、高齢の原告は次々に「戦死」していく。 かといって決して悲壮ではない。 どうせ戦うなら、楽しく戦わなきゃね。 そして下世話になるが、当然、揉めるシーンが最も面白い! カメラは、煽りこそしないが立派な共犯者なのだ。 素知らぬ顔した共犯者。 この映画を観る者もまたその渦に巻き込まれる。 原一男監督はヒット作『人生フルーツ』に並々ならぬ対抗心をお持ち。 本作こそ今観るべき作品と強調しておられた。 年内の上映は本日、池袋新文芸坐が最後とのこと。 あなたも共犯者になってみませんか?

  • mai********

    5.0

    それでも戦ったという記録

    痛みは消えない。 苦しみもそのまま。 辛い事、苦しい事が消え去るわけじゃないのに 訴えたところでどうなるわけでもない。 諦めというよりも、こういう時の日本人特有の反応なのかな。 『お上に逆らってどうする?』 『そんなに金が欲しいのか?』 みたいな感情。 涙ながらの訴えもスルーされ 戦いに勝ったところで得られたものは何なのか 貧しい事は罪なのですか? 使われることでしか糧を得られない人もいる。 『それが嫌なら勉強して這い上がればイイ』と言う人もいるでしょうが それは目の前にある日々の生活の中にどこか余裕がなければできない事でしょう。 経済至上主義で人の尊厳など二の次にしていた時代。 虐げられ犠牲になった人々が声を挙げて戦った記録。 満足できる結果だったのかどうかはわからない。 勝訴後の政府の行動をみたら……… ボロボロになり何もできなくなり倒れていくしかない人たちが それでも命の限りに戦った日々の記録。 このような人たちを再び生み出さない事。 作らせない事を啓蒙させるに相応しい記録。 215分に凝縮された弱者の戦いを見て何を感じますか?

  • yam********

    3.0

    ネタバレ日本国の、日本国民に対する犯罪の記録

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kan********

    5.0

    ニッポン国に怒る時

    ドキュメンタリー映画の鬼才 原一男監督が 8年間に及ぶ「大阪・泉南アスベスト国賠訴訟」 を追った記録的ドキュメンタリー作品。 全国で3月より順次公開予定に先駆け 舞台となる泉南で先行上映されるということで これを逃しては一生後悔するであろうと思い 先行公開初日に観に行くことを決意した! 劇場が泉南だけあって、地元の原告関係者らしき 方々も多く鑑賞に来られていたようで、作品に 出てくるアスベスト被害に今も苦しんでおられる 酸素吸入器を付けてこられている方々も見られ、 私は心が締め付けられた。 作品は215分ありますが、作品のテーマを考えると これでも短く感じてしまう。恥ずかしながら、 私はこの作品に出あうまで泉南の方々がこんな戦いを されていたことは知らなかった。 自分が住んでいるこのニッポン国という国は こんなに苦しんでいる人たちに厳しい国なのかと 怒りがこみ上げけてくる。 作品中に監督は「なぜもっと怒らないのか?」と 感情をぶつける。原告の中でもそれぞれの 感情が入り乱れる。観ている私も監督と同じ 感情で監督のモヤモヤが私も同感で優しすぎる 原告たちにやきもきした。 裁判が続いていく中でその長い実際の期間に アスベスト被害で苦しむ原告たち被害者は 己の体の被害と闘いながらニッポン国と闘っていく。 ひとりひとり丁寧に追っていく監督、日に日に 蝕まれるアスベストの被害で変わっていく被害者の 方々。残念ながら亡くなられた方々の在りし日の 闘いの記録に涙がこぼれる。 怒りだけでは前に進まない現状に その怒りという感情すら抑えている原告たち。 そんな原告たちはアスベストによる体の被害だけでなく その生きてきた道で差別を朝鮮人として受けた方も いたり、生き抜くために色々な苦労を背負って生きて 生きて生きてきていた。 この記録的作品を観ることで 石綿被害からこの国のかたちを見つめなおす いい機会になると思う。 怒り・はがゆさ・やるせなさ・涙・ ドキュメンタリーでしか感じれられない リアルな人間ドラマです。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ニッポン国VS泉南石綿村

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日