2018年1月5日公開

ジャコメッティ 最後の肖像

FINAL PORTRAIT

902018年1月5日公開
ジャコメッティ 最後の肖像
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(30件)


  • Hanayama

    5.0

    こりゃすごい

    岡本太郎の「芸術は爆発だ」の言葉の意味を少し理解できそうになる、大作。 個人的に、すごい作品に出逢ってしまったという感覚。 個人個人で持っている感覚によって、好き嫌いが大きく分かれるのは明らかな作品。 自分はその素晴らしい世界観に引き込まれ過ぎて、大満足でした。 「芸術とは?」というその縁に少しだけでも触れられる、類まれなる作品でした。

  • aki********

    2.0

    △なんだか冒頭をみてだるそーな予感がして

    最近の映画の見方は、冒頭2,30分ほど鑑賞して、???とつまらない予感が背筋を走ったら、即こちらのレビューをみてみなさんの意見を参考にします。 そのうえで中盤以降の見応えがありそうなら継続。でも、たいていはReviewも低評価が多くてその場合は即録画消去、みたいな感じ。 でも、この方法で一日のうち無駄に2時間を浪費することなく済んでます。 生い先短い年齢なので、時間は貴重ですから。。。

  • mos********

    3.0

    モデルの意味

    アルベルトジャコメッティはフランスで活躍した彫刻家・画家・版画家。 最晩年のモデルとなった男性の視点から、破天荒な天才との交流が描かれていた。 肖像画は完成するが、もともと写実的な作風ではないこともあり、似ても似つかない抽象絵が完成する。 ところで昔から、疑問に思うことがある。 モンパルナスの灯(1958)というフランス映画を見たことがある。 モディリアーニの映画で、往年の美男俳優ジェラールフィリップ主演。 不遇のまま夭逝した画家の痛ましい映画で、当時日本でも大受けした。 酒におぼれ、街で人物をスケッチしながら飲み代をかせぐ。 誰を描いても、写実とは遠い独特なタッチになる。描いた相手に「これが俺かよ」などと絵を難じられるシーンがあった。 モディリアーニといえば、いずれも、あの肩のない瓜実顔の、眼球のない虚ろな表情。──である。 それなら、モデルが要らないのではないか。と、私は思うのである。むろんピカソはじめほとんどの近現代の有名画家にそれが言える。ピカソの、あの酩酊でやった福笑いのような絵に、常用モデルが存在したのは有名な話である。 ルネサンスと違って、それが誰だか解らない絵なのであれば、なぜわざわざモデルを立てるのだろう──というのが、凡人の素朴な疑問なのである。 写実性がないことがいけないのではなく、対象を反映していない写生に、なぜ対象を置くのか──ということだ。 映画ではその疑問が、解消される──どころか、促進される。ジャコメッティは、彼とはほど遠い、黒々した何かを描いている──に過ぎない、にもかかわらず、しきりに低回しては、不機嫌に写生を中断し、モデルは都度それに翻弄される。 ゆえに、この映画は、わたしや、絵にたいする造詣のない人にとって、傲岸な老人の話にしかならない──可能性をもっている。 そもそもかれのじめじめしたアトリエには、針金に申し訳ていどの粘土をつけたようなトーテムポールのような彫像がならんでいる──だけであって、そのような不確実な物体──ジャコメッティの銘が無ければ価値を見いだせない造形物──を創作するのに、モデルをたて、作家魂が発揮され、ああでもなければ、こうでもない──となる話の総体が理解できない──可能性をもっている。のである。 が、ラッシュは難渋で雑味な老人が巧く、対するハマーは美しい無欠感のある男で、その対比は楽しい。天才芸術家には関わってはいけない、という諧謔的な体験談になっている。理不尽だが、滑稽なのである。アーミーハマーの爽快感が映画を明るくしていた。 わたしは、凡人なりに、芸術家が、モデルをたてることの意味について、考えてみた結果、三つの考え方を得た。 対象を発想(インスピレーション)の基にする。 対象が生身であることで緊張を得る。 対象を描きたい欲動(モチベーション)をかきたてる。 この考察と映画をあわせて、ひとつの答えに導かれた。 すぐれた芸術家ほど「さびしがり屋」だ。

  • 柚子

    1.0

    イライラ

    正直、見ていてイライラしすぎて、気分が悪くなってきた (何してるんだろ、自分?) なかなか完成しない絵… 延々とモデルをさせられる男 芸術家ってーのは、全く持って理解不能な生き物なり

  • fg9********

    3.0

    ゲ~ジツ家の感性というやつは……

     …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。  『1964年のパリ。  アメリカ人青年のジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)は、芸術家アルベルト・ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)から肖像画のモデルを依頼される。  快諾するロードだったが、すぐに終わるはずだった画の制作は、ジャコメッティの苦悩により終わりが見えなくなる。  その過程でロードは、ジャコメッティの意外な素顔を垣間見ることになり……。』  素人目には、もう十分ゲ~ジツの域に達していると思うのだが、「描きすぎたか……いや、まだ足りないか……」と、すぐに終わるはずだった画の制作はなんと18日間にも及んでしまうのだった。  その度に、ロードは帰国が遅れることを何度も何度も自宅に詫びの電話を入れなければならないのだった。  いい加減、腐してもよさそうなロードだったが、弱音を吐かずにモデルを続けるロードも流石だ……ゲ~ジツのなんたるかを理解しているのだった。  ジャコメッティは、そんなロードの気苦労も知らずに、「肖像画とは決して完成しないものだ……」と、煙草を短くなるまで吸いながら嘯くのだった。  で、18日間にも亘ってモデルを続けたロードの身動きもしないドアップのシーンが非常に多いのだが、退屈するどころか端正な顔立ちなので見飽きなかったな。  そんなロードの献身にもかかわらず、いつになっても肖像画は完成しないんじゃないの?と観続けるが、えっ、それで完成?3日前と何処が変わったの??と訝しく思ったものの、それがゲ~ジツ家の感性というものなのだろう。  こんなことぐらいしか書くことはないが、ピカソをエラく批判しているところなどは流石は大家だったんだな。  また、ゲ~ジツには厳しくても自分の着る衣服には無頓着で、ヨレヨレの薄手のコートを着流している格好とか、金の管理や使い道が凄く大雑把なところは、ゲ~ジツ家らしくて可笑しかったな。  ジャコメッティの作品は針金のような人間塑像しか知らなかったが、肖像画を描くだけでもこれだけの情熱を注いだのかと非常に感銘を受けた作品で、3.4点といったところかな。  途中で流れた「ジャズ・ア・ゴー・ゴー」という楽曲が心地良かったので調べてみたら、「夢見るシャンソン・ニンギヨウ(人形)」のフランス・ギャルだったので、なんだか嬉しくなったことでもあった。  (メモ 総レビュー数:3247件、2019年度77作品目)

  • has********

    4.0

    ネタバレ天才には変人が多く変人だから天才でない。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • shoko

    4.0

    アーミー・ハマーをずっとみていたい。

    アーティストの伝記モノって作品の背景がわかるので好き。 ジャコメッティさんのことは細長い彫刻を作る人、くらいしか知らなかったんですが、ジェフリー・ラッシュとアーミー・ハマーの共演だし、スタンリー・トゥッチさんが監督・脚本を務めたというので楽しみにしてみました。 アーミー・ハマーは、ジェコメッティ最後の肖像画のモデルをつとめた作家の役。 予告編にあるように、数時間の約束でモデルを引き受けたのに、何日たっても肖像画は完成しない、もう少しで終わりと思ったら、また描き直し、、いったいどうなる、というだけのプロットです。 はじめのうち、アーミーさんと同じように、うわ〜、これがいつまで続く?と思うけれど、だんだんに面白くなってきました。 ジャコメッティのミューズといえる娼婦さんとの関係とか、目の前で不倫されていて、そのうち彼女自身も日本人の哲学者さんと不倫している奥さんとの関係とか、ささえる弟さんとか、カフェでの一コマなど、いろいろな背景が、この肖像画を描くセッションを通してみえてきて、ジャコメッティさんの創作の過程や感情、心の動きをを共に体験できて、とてもいい脚本だと思いました。 ジェフリーは自分の作る彫刻に顔がそっくりだし、なんといってもアーミーさんに惚れる〜。 アーミーさんの顔だったら、何日もかけて肖像画描きたくなりますね(笑) この二人のケミストリーがばっちりなのが、この映画の成功のもと! そして映像にはスタンリーさんのこだわりがたくさんあふれているように思います。 娼婦さんの彼女はハリー・ポッターでフラー役をした女の子だけど、あいかわらず不思議な爬虫類的風貌。 でもこの映画のフランス娘の役はぴったりはまっていました。 娼婦なのにきちんとした服装なのは、カトリーヌ・ドヌーブの「昼顔」を思い出しちゃった。 BMWのカブリオレでドライブのシーンはほぼアトリエばかりのショットにいい息抜でした。 1964年のパリが観られるのはいいなぁ、とため息ついていたけれど、撮影はロンドンなんですってね。CGの威力はすごいなぁ。 玄人うけ作品と思いますが、満足感のある映画でした。 星四つ。

  • (*´ー`*)

    3.0

    可愛らしいジャコメッティ

    映画ではジャコメッティに神々しさがあまりなくて、人間らしい普通の人に描かれていて、なんだか親しみが湧いてきた。彼の手掛けた作品や絵を観に行きたくなった!

  • s51********

    4.0

    ジャコメッティ

    面白かった。 個人的にジャコメッティも好きだし、アーミーハマーも好きだからかな。 ジェフリーラッシュが何だかジャコメッティっぽいし。 限られた登場人物と狭い範囲の話なのにハラハラしたり笑ったり。

  • mai********

    3.0

    芸術は未完成だからこそ芸術

    ミロのヴィーナスも両腕がないからこそ一級品なのかもしれない。 見た人が『両腕があったら…』と思いを馳せられる。 見て感じる思いが自由だからこそ芸術なのかもしれません。 2、3時間で終わるはずの肖像画のはずが 何日たっても完成しない。 こんなこと言っては何だけど 『いい加減にして欲しい』と思っただろうモデル。 どうすれば完成する? どうすればこのモデル地獄を終わりにできる? 苦笑しながら考える悪知恵。 芸術家が完璧を目指そうとすると、きっといつまでも終わりがない。 ものづくりとは違う芸術だからこそ、完成品の形がない。 だから、どこかで『諦めさせる人』が必要なのかも。 その人が、芸術を芸術として残す役割を務めているのかもしれません。 この作品を見て、そんな風に思いました。 少しずつ笑いたくなるような空気に変わっていく不思議な作品でした。

  • 山下晴代

    3.0

    ネタバレアーミー・ハマーがもったいない(笑)

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rok********

    2.0

    ネタバレこんなもの?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tzm********

    4.0

    天才芸術家の作品制作過程をコミカルに

    本作はジャコメッティが肖像画を制作する過程を描く。 とはいっても、ジャコメッティや美術に関する知識がなくても本作は楽しめる。天才芸術家の奇行と、彼に振り回されて一向に完成しない絵のモデルを務める主人公のやりとりが面白い。ジェフリー・ラッシュは奇人芸術家役も板に付いていて、さすが名優と思わされた。

  • koi********

    2.0

    一体、何がテーマなの?

    このところ芸術家映画が続いている。このあとゴーギャンも控えている。 この手の映画のモチーフというかテーマは結局、作者と作品との緊張関係だろうと思う。有名なこの作品は如何にして創造されたのか。如何にして命を吹き込まれたのか? 作者は神の啓示を受けたのか?もだえ苦しみながら生み出したのか?それとも新たな視点を突然思いついたのか? シナリオ的に言うと説明的・地噺し的な「起」「承」があって、作品創造の「転」がきて「結」でエンディングじゃあないの? 本作は「起承」を繰り返しているだけで、娼婦の登場も「転」に至らず、作者が不満足のまま肖像画は完成したことにするって何ですかこれ? せっかく良い俳優を揃えたのに期待外れで消化不良で、かなり不満足な作品でした。

  • tam********

    4.0

    俳優ありき

    さすがのジェフリーラッシュ、文句のつけようがありません。 モデル役のイケメン、どこかで見たことが。。。と思ったら、ソーシャルネットワークのハーバードのボート選手じゃないですか。あれから何年も経つのに、相変わらずのかっこよさです。 この二人のキャスティングが全てじゃないでしょうか。 ストーリー自体は、淡々としていて、大きな盛り上がりもエンディングもないので、人によっては退屈かもしれません。 どちらかというと映画より舞台向けではないかなあと思いました。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ流石にモデルを良く観察しているなあ~

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oos********

    1.0

    ジェフリー・ラッシュは好きですが

    彼の出演作品は何本も観てますが、この映画はどこかで見たような演技の寄集めに感じてしまい、私には退屈でした。彼のお気に入りの娼婦も魅力的に感じられず、、あっさり忘れてしまいそうな映画でした。ごめんなさい。

  • sug********

    4.0

    芸術家が作品のみで評価されていた時代

    芸術作品が見る者に想起させる力が、芸術の価値だと信じられていた時代の、伝説の物語。 こういう人生が現実にあって、歴史に名を残すひとつの方法だと信じることができたことをまさまざと思い出す。 パーソナルな部分が作品と同時に評価されてしまう現代の芸術とは別物だ。 懐かしさを除くと見て得られるものはほとんどない。

  • yas********

    3.0

    翻弄

    芸術家に翻弄される物書き☆彡 情欲に翻弄される老齢の男☆彡 嫉妬と愛欲に翻弄される妻☆彡 物欲と支配欲に翻弄される愛人☆彡 理想の表現に翻弄される芸術家☆彡 そして芸術、果て無き芸術への探求に自身を常に晒し続けて翻弄され続けた男☆彡 全編に「翻弄」が溢れかえっている。 多かれ少なかれヒトの生とは翻弄に司られているワケでそーゆー意味で非常に人間臭い、観ていて誰もが「あぁ」と思わせる部分を持っているような佳作☆彡

  • pip********

    3.0

    ジャコメッティ役の熱演

    ジャコメッティ最晩年の肖像画制作を、ドキュメンタリー風に綴った作品。 ジャコメッティ役の役者さんの熱演が光ったが、結局映画として何を伝えたかったのか、よくわからなかった。

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