ここから本文です

パシフィック・リム:アップライジング (2018)

PACIFIC RIM UPRISING

監督
スティーヴン・S・デナイト
  • みたいムービー 506
  • みたログ 3,032

3.22 / 評価:2,475件

もうひとひねり欲しかったけど、好きw

  • 冲田かゆら さん
  • 2018年4月17日 22時17分
  • 閲覧数 1026
  • 役立ち度 31
    • 総合評価
    • ★★★★★

前作「パシフィック・リム」がギレルモ・デル・トロ監督のジャパニメーション愛と自分の大嫌いな「愛で世界を救う」展開をやらなかったこと、そしてゴリゴリなイェーガー(ロボット)のデザインによりどハマりしたのが5年前。

まさか、続編をやるとは思っていなかったのだけど、SW Ep.8の時にジョン・ボイエガ(SWのフィン役)がパシフィック・リムの続編の主演をやるという情報を知り、「続編やるのかよ!」と期待と不安が入り交じる中、時間ができたので一応初週で!と、開演時間ギリギリに劇場に滑り込んで観た。(今回はiMaxでなく)

前回の「KAIJU」との戦いから10年後を描いた作品。どのような展開を持ってくるのか、期待していたのだけれども…

う~ん…個人的には「浅くなってしまった」印象。
なんというか、「マーベル感」と「トランスフォーマー感」が混ざったような雰囲気が出ちゃってた。
「続編」の宿命をまるまる背負った感じがある内容だったなぁー。

ただ、KAIJUと戦うシーンのCGは相変わらずすごいし、イェーガー、KAIJUのデザインは圧巻、サウンドエフェクトも1つ1つたまらんかった。そこらへんを観ているだけでも、ピーターパン症候群な自分はテンションが上がっていたのだけど、ストーリー(シナリオ)がいかにもなSFモノになってしまっていた。

KAIJU(時空の裂け目から地球に移住を企む異星人)が再び地球に攻撃する方法を脚本家が頑張って見つけ出して続編を投入した感じがむざむざと見て取れしまったのだなぁ…。

パイロットである主人公と訓練生との掛け合いもこの手の映画ではおなじみだったし、中国企業がイェーガーの新機種を投入しようとしてくる胡散臭さも、スパイスになってはいるものの、もはや見飽きた展開。
加えて、SFモノあるあるな謎を解明する天才科学者2名の凸凹コンビの掛け合いも前作は愛おしくって許せたんだけど、今回はそこに「わざとらしさ」がクンクン匂ってしまった。

前作のような「得体の知れない巨大生物との絶望的な戦い」というイェーガーを取り巻く厳しい環境の中、それでも倒すために出撃するハングリー感あたりに観客が入り込める隙があったんだけど、そこらへんも薄まっちゃった。

ジャパニメーション愛に溢れているギレルモ・デル・トロは今回製作だから監督じゃないのだけど、この映画でもいかんなく発揮されたディテールへのこだわりは、アカデミー作品賞となった「シェイプ・オブ・ウォーター」につながっていると思ったし、(シェイプ・オブ・ウォーター自体は個人的にはそこまでいいとは思えなかったのだけど…笑)その世界観を継承してくれているなら別監督であっても、目で楽しめばいいなと思えた。

なんと今回は、KAIJUが変形合体からの巨大化するという展開にちょっと(悪い意味で)驚いてしまったし、そいつに向かってイェーガー4体での戦うというやり方も、アニメ好き制作陣の夢を実現するためだけのものになってしまった気がした。さらに主人公が乗る1体以外の3体のパイロットは、全員訓練生。
そいつらがいきなり実戦という展開ややアレだし、そもそも訓練生が少なすぎる。
イェーガーを運用するPPDCという機関は国籍を廃して世界で統一された機関という設定らしいが、そうだとしたらもう少し予算も訓練生も英才教育的な訓練を受けているはずなのだが、8人しかいなくて、全員がいきなり乗るんだもんな。最後の倒し方も、4体で全然かなわなかったのに、まさかジプシー・アベンジャー本体を神風よろしくKAIJUにぶつけただけでノックアウトしてしまう展開。だったら最初からイェーガー級の巨大ミサイルを打ち込めば終わりだったじゃん。っていうね

とはいえ。とはいえですよ。
日本愛は溢れてる。菊地凛子は今回もマコで出てるし事務局長の名前は森。最後のKAIJUが悪さをするために目指す場所が富士山。映画のところどころでカタカナの「イェーガー」という文字が見えたりするし、途中、機動戦士の像が映るシーンは、日本人的には「おお」とちょっぴり呻ける(笑)
そんなジャパニメーション愛を感じずにはいられなかった。

そもそもイェーガーとパイロットが精神接続するって設定がエヴァそのものだし、富士山狙うのも個人的には箱根的なエヴァ感、さらに大都市で民間人が避難する時に避難用のエレベーターで地下に降りていくシーンもジオフロント丸出しでジャパニメーション愛はある。愛は感じる(笑

なにせKAIJUが日本語だし、RAIJIN(最後のKAIJU)もゴモラに似ている感じとか、色んな所に愛が溢れてる。

だからいいんです。この映画を次回、ちゃんと続編が制作されるのなら期待のハードルを下げてあたたかい目で観続けることに決定。展開は残念だったし、なんなら続編作る前提のラストになおさら、マーベル感を感じてしまったけど、動くイェーガーのCG観てればそれで満足だと思ったのでした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ