保護司についてわかりやすく説かれています
- えこう さん
- 2019年3月2日 19時34分
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更生保護女性会の主催で表題の上映会がゆめたうんにて開催され
知人に誘われて 鑑賞させていただきました。
どんな映画なのかな?
実在する保護司さんの映画だという。
保護司という名称は聞いたことはあるけれど、果たしてどんな仕事をされているのか私は全く知らなかった。
今作を見て
我が市内にも30人ほど保護司と言われる方が活動されていることを知りました。
3.11の津波で亡くした息子を持つ香苗さんは小さな食堂を営む傍ら保護司として活動していた。
時には他人の家庭に踏み込みながら時には自分の家庭は後回しにしながらも
懸命に寄り添う姿に胸を打たれます。
非行に走る少年は決してなりたくて、なったわけではありません。
荒れる家庭環境であったり、周囲のいざこざによって、ちょこっとレールから
外れてしまっただけ。
そうした子供たちの社会での立ち直りを手助けするボランティア。
劇中のワンシーンにもありましたが、加害者はこうして守られるけど、被害者は
遺族の悲しみは癒えることはありません。
言われてみれば もっともです。
啓太は冬の海に、自殺を思いとどまったのは 震災の時死にたくて死んだ人はいないもっと生きたいと願っていた、そんな香苗の言葉だった。
更正させるために働きかける、民生委員もそうですが、目立たないところで地域に根差した活動をされています。
私のように保護司の存在さえ知らない人もいるわけで、今作はそんな方たちに教材にもなる作品でしょう。
体当たりで向き合っていらっしゃる素晴らしいボラ活動、震災を絡ませながら丹念に描かれていたと思うし、保護司の活動について教えられました。
保護司についてもっともっと発信すべき そんな作品でしょう。
たくさんの人に見ていただきたい映画ですね。
素晴らしい上映会にお招きいただき感謝です。
有難うございました。(館内からは拍手が起こりました)
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