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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅 (2017)

GAUGUIN - VOYAGE DE TAHITI/GAUGUIN: VOYAGE TO TAHITI

監督
エドワール・ドゥリュック
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2.96 / 評価:76件

1度目のタヒチ滞在の物語

  • Shoko さん
  • 2020年3月22日 21時33分
  • 閲覧数 229
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

画家などアーティストの伝記映画が好きです。
背景を知ることで作品への理解も深まるような気がします。
この映画はゴーギャンの1度目のタヒチ滞在を描いた映画。

観賞後にゴーギャンの生涯を調べてみました。
出生は1848年。
子供の頃にペルーに暮らしたこと。
水先人見習いとなって世界中の海を巡ったこと。
兵役でフランス海軍に入隊したこと。
パリに戻ってからは株式仲買人として働き、家族も持ち、余暇に絵を描いたり、画家の作品を購入したりと裕福な暮らしをしていたのに、1882年に株式市場が暴落したため、画家を本職とすることに。
35歳からの出発はとても遅く感じられるけれど、その頃のパリの印象派の勢いはすごかっただろうなぁ。
ピサロやセザンヌ、ドガやゴッホの時代。

ゴーギャンとゴッホの関係は耳切事件もかかわって大変ですが、パナマやマルティニーク島にも旅したゴーギャンの次の旅行先がタヒチ 。
タヒチ はフランスの植民地だったんですね。
この映画は1891年から1893年までのタヒチ での二年間を切り取って描かれています。

まだ40代だろうに、ヴァンサン・カッセルさんの扮するゴーギャンはもうおじいさんのようです。
それは絵が売れず、貧困や持病で苦悩していたからだけど、このお話の最後で亡くなってしまうのかと思ったら、まだこれからパリに戻ったり、2度目のパナマ行きもあって、あと10年生きるのです。
その間にまた少女たちを妻にし。

ゴーギャンはカトリック教会を批判したそうだけど、彼は神に選ばれた真正の芸術家だったんだろうな。
西洋文明を嫌い、自分の原点のような野生に身を置き、たくさんの苦難を与えられても絵を描き続けた。

彼の使う明るい色彩から、原色世界のような生き生きとしたタヒチがみられるのかと思ったら、この映画はそんな明るいものではありませんでした。
でもアルル時代のゴッホとの関係をこれまでいろいろな映画でみて、むしろゴッホのことをかわいそうに感じていた私には、この作品でゴーギャンの求めていたものや彼の苦悩を少し理解できたように思いました。

絵画に描かれた13歳の原住民妻、テフラとの関係もよくわかりました。

他にもゴーギャンの映画があったらみてみたいです。
三つ星半。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
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