2018年2月24日公開

ナチュラルウーマン

UNA MUJER FANTASTICA/A FANTASTIC WOMAN

1042018年2月24日公開
ナチュラルウーマン
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(55件)


  • yok********

    2.0

    歌は良かったけど

    トランスジェンダー差別と愛人という問題をいっしょにしてしまっているところに齟齬があるのでは? 女の愛人でも、遺族側はあのような態度にでるはず。 評価は高いようですが、私はこの作品を独りよがりで中途半端と思います。

  • ちょんまげくん

    1.0

    主役が女性なら差別があると感じますか?

    主人公を女性として話を語ってみよう。 いい年をした家庭のある男が、親子ほど差のある女と暮らし始めた。 妻は夫を奪った女を憎み、子供は家庭を壊した女を憎むだろう。 その男の葬儀に愛人の参列を拒否することは、差別だろうか? またその遺族感情を逆なでするように、葬儀場に乱入する愛人に対して、 激昂した遺族が「売女、ビッチ、帰れ!」と罵しれば、それは差別なのだろうか? 同じシーンでマリーナが「ホモ、オカマ」と罵られるが、それは差別なのだろうか? 警察が、突然死した男の体に打撲痕があれば事件性を疑うのは差別だろうか? トランスジェンダーと女性を入れ変えてこのドラマを見たとき、そこに差別は感じられなかった。 しかし、この映画はあたかもそれが差別であるように錯覚するように創られているように感じる。 だから「ナチュラルウーマン」なのだ。 この映画はトランスジェンダー差別の映画ではない。 監督は「トランスジェンダー差別されて可哀そう。」という観客の反応こそが差別である。 と考えているのでは?それは勘繰りすぎだろうか?

  • まめた

    4.0

    声高に主張しないのもリアル

    トランスジェンダーの女性が、同棲していた恋人が死んだことで さらされる社会の差別。 恋人の家族にとっては、彼女は愛人なのだから 基本的に酷い対応はまあするだろうなってとこではあるものの、 それもトランスジェンダーだということで より一層見下して人間とも思わない扱いである。 あまりにも酷い。 また、頭では理解しているつもりのものもいて それも結局は彼女に屈辱的な思いを味あわせる。 しかし彼女は声高には主張しない。 ヘタな脚本なら彼女自身の口から叫ばせそうなとこだ。 彼女が反論しないのは、彼女がこれまでの人生で 聞く気のない相手に何を言ったって無駄だということを 嫌というほど体験してきているからなんだろう。 ヘタな理解を示すでもなく敵視するでも面白がるでもなく、 そう、ただ、普通に、人間の女性として 「あ、そう」くらいの反応でいられるのが一番楽なんじゃないだろうか? 彼女は多くを望んでいるわけじゃない。 普通に、愛してた人の死を悼みたいし、 思い出の品があるならそれを手に取りたかったんじゃなかろうか。 だから彼女には一番いやなサウナの男湯にまで行った。 そこに何もなく、でも最終的に亡骸と別れができたのは 過去の思い出にばかりとらわれずに 前を向いて生きていける、というあらわれだろうと思う。 トランスジェンダーというのも含めつつ 恋人との別れを乗り越えて強く進もうとする 一人の女性の決意の物語だと私は感じた。

  • rkn********

    5.0

    良かった

    マリーナを演じていた俳優は男なのか、それとも女なのか?! いや、調べるのはやめておこう。 そんなのどっちだっていいじゃないか。 この主演の俳優さんは、中性的ですごく魅力的。 世間から偏見の目で見られるのは、セクシャルマイノリティーの人達だけではない。 例えば不倫をしているパートナーや、いろんな事情からずっと結婚しないパートナーも、多かれ少なかれ差別される。 日本ももちろんそうだけれど、チリでもかなりLGBTへの理解は遅れているのだろう。 私は世の中にいろんなカップルがいて良いと思う。 ずっと年の離れたパートナーもいるし、セックスレスでも一緒に暮らしてるパートナーもいる。 大切なのはパートナーといて、楽しいし好きだという気持ちだと思う。 もちろん独身で自分は人とちがって、ダメ人間なんじゃないかと劣等感をもっている人もいるかもしれない。 この映画でもマリーナのことを強烈に罵った連中がいた。 だが彼女を愛して、理解してくれていた友人や同僚もいたのだ。 おそらくマリーナは、私を愛していてくれる人が世の中にはいるのだと、強く心に刻みつけたはずだ。 神のみわざは謎めいている。それが好きな者もいれば、嫌いな者もいる。

  • oce********

    4.0

    境界線は限りなく

    マリーナとオルランドは恋人同士。 幸せな夫婦生活ながら突然オルランドは意識を失い亡くなる。 葬儀に参列したいオルランドだが、親戚一同は反対の意を。それはマリーナがトランスジェンダーだから。 もはやLGBTは当然の認識という部分もあるが、今だに否定する人も一定多数いることも事実。 その境界線をしっかりと見せるドラマ。 迫害も受けるし、直接的な暴力も食らう。 でもマリーナが涙を見せないというヒロイン像は印象的。 そして涙を流すシーンは最後のとっておきに残しておくという演出はトランスジェンダーゆえだろう。 彼女は決して絶望してはいない。 前向きにさせる気持ちを見せてくれるラストだった。

  • wxj********

    5.0

    ネタバレありのままに生きることの大切さと難しさ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • つとみ

    4.0

    素敵な女性

    主人公はトランスジェンダーのマリーナで、彼女の最愛の人オルランドが急逝してしまう所から物語は始まる。 最愛の人、生きていく上でかけがえのない人。 オルランドを失った彼女が直面する、死別とはまた別の苦難の数々に、観ている私たちも打ちのめされるような思いがする。 マリーナの事情が事態をより複雑に、より困難にしていることは当然伝わってくる。 けれども、愛した人との出会いの形や、関係の結び方次第では、マリーナがトランスジェンダーでなかったとしても当然あり得るように思う。 「浮気相手と一緒になるから」と離婚を突きつけられた奥さんだったら、籍を入れないまま一緒に暮らしていたら、どうだろう。 「葬式に来るな」「親父の家から出て行け」くらいの当然あるべき権利を不当に奪われるケースはかなり高い。 これはLGBTの抱える問題が描かれつつも、それに特化しただけでない、普遍的な個人の持つ多様な生き方を否定する考え方を批判的に描いている映画だ。 少なくとも私にはマリーナのことを全くの他人事とは思えず、ヘテロセクシュアルな男女を一組のつがいと見なし、その血縁を継ぐ子どもを含めた「家族」だけが正常で普遍、とする社会の認識は、今や実態からあまりにも遠いのだと改めて思った。 マリーナほどでなくても、生まれついた性別の規範から外れる行動をした時、やいのやいの言われることはままある。 「男に生まれてたらもっと出世出来たのにな」とか、「もうちょっとおしとやかにしたら?」とか「大人しくしてれば可愛い」とか。 言ってる方は「良かれと思って」「むしろ褒めてるつもりで」言ってるのだろうけど、「お前は何様だよ?」と思う時もある。 そんな時、自分をまるごと受け入れてくれる人、人生を共に歩んでくれる人は、マリーナにはもういない。 逆風の中を、たった一人で歩き続けるしかない。 思えばきっとオルランドは、マリーナにとって冷たい風を遮ってくれる温かな壁であり、冷たい雨から守ってくれる傘のような存在だったのだと思う。 そんなオルランドの「不在」を受け入れたマリーナが、それでも「自分らしく」生きていこうとする姿に、勇気を分けてもらえる素敵な映画だ。

  • nao********

    2.0

    まだこんななの?

    LGBT当事者目線で語ります。 共感できる映画が登場してくれるのは嬉しいけど、その度にしんどい気持ちになるばかりでウンザリです。これが現実かぁ、なのは分かりますがそんなものは世の中のその辺にいくらでもあるのでそんな事じゃないものを描いてほしかった。もう本当にそろそろ“可哀想な人”みたいな扱いの映画やめませんか?そしてそんなのを評価する世界どうにかなりませんか? 途中の映像表現には、鏡の扱いやクラブシーン、昔の映画へのオマージュなど面白い点が色々あってそういうクリエイティブな箇所は楽しめました。そういうところで勝負していってもらわないと、“LGBT映画”なんてジャンルで括られてしか世に紹介されない時点で総合評価されていないという点を噛み締めてほしいです。 本作の1番好きなシーンは部屋でクローゼットの洋服たちに顔を埋めるシーン。自分を装うための華やかな女性服で自分を隠し込んででも奮い立たせなきゃと気持ちをおさめようとしていたあの何気ないシーンが1番共感してグッときました。 そういうさりげない演出が出来るのだから、もっとその先へと手を伸ばしてほしかった、そんな気持ちで一杯です。 戦争は良くない。 だからって説教くさい反戦映画ばかりが蔓延してたらウンザリしませんか?

  • tsu********

    4.0

    微妙に残る男感が絶妙なスパイスと存在感

    2019年9月、アマゾンプライム無料観賞 女性としての優しさと繊細さ、男性としての肉体とパワーが残る絶妙なバランスが、主人公の社会での危うい立ち位置と存在感を示しているよう思いました。 アメリカなら犯罪レベルの主人公への差別と理不尽な暴力も、カトリック教国チリならでは、ということで主人公も耐え忍ぶおしんモードも説得力あり。 人間として自由に生きる権利と意思をしかと表現する主人公の演技は、必見の★★★★

  • Kてぃ

    4.0

    オンナであることの幸せ

    それなのにオンナ側に行こうとするmtfへの オンナによるバッシングは枚挙にいとまありません オトコの生態は理解しているので想定内ですが オンナの差別や偏見に対してのアンチテーゼですね オンナを満喫してうぬぼれているオンナどもに どうか正義の鉄槌が下りますように!

  • flo********

    2.0

    理不尽すぎて

    予備知識ゼロで見たのですが、理不尽な扱いへの理由が途中でわかったものの、そのことが主人公への風当たりの強さに直結していることが正直理解できませんでした。ちょっと極端すぎじゃないですか?

  • kan********

    1.0

    そうなんだろうど・・・

    見始めて「あれっ?」と疑う場面が出て来て・・・。 しかし、それなら他人になんと言われようがもっと情熱的な部分を出しても良かったのでは思う。これでは二人の愛の困難の乗り越え度が絵になっていないし「愛」の尺度がそれほどには感じられなかった。普通だけど「ナチュラル」ではないよ。

  • arl********

    4.0

    オンブラ・マイ・フ

    良い映画でした。何も知らずに見たので彼女がトランスジェンダーであることがわかるのにしばらくかかりました。ごつい女だな、と(バカ)。 彼の死後、いろいろ辛いことが彼女に降りかかってきますが彼女は逃げもしないし言い訳もしない。まっすぐ前を向いています。素晴らしいです。チリ映画畏るべし。邦題はやっつけ仕事。ダメじゃん。 ラストシーンが感動的です。そういえばレッスンがありました。

  • yos********

    3.0

    人を理解するのは難しい

    マイノリティを題材に扱う作品を鑑賞すると 常々人を理解するのは難しいと感じる。 一般的にいわゆる普通と言われる人でさえ 理解するには困難であるのに マイノリティを理解するためには こういう作品を観て、理解しようと 努力するしかない。 鑑賞する分には、絶対的に不快のさせる人物がいて その人物に対してどう思うかが問題提起になるが 果たして自分がその立場に立ったとき 誰もが正しいと思う行動ができるかと考えたとき なかなか難しいのではないか。 自分が過ごしてきた人生の中に 出会ったことのない少数派に すぐに理解して接することって きっと思うようにはいかず、混乱してしまうんだろう。 それを理解して欲しいと思って作っているわけではない 少数派でも強く逞しく生きているということを伝えたい みんな同じだよということを言いたいんだろう。 ここ数年で主張ができる社会になりつつあるが それで差別や偏見がなくなるかといえばそうではない。 ただ、自分の考えが普通である という考えは必ずしも正しいわけではない ということを常に心に留めておきたい。

  • じぇろにも

    3.0

    ネタバレサウナでマッサージをする男

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • さようなら

    3.0

    予備知識なしで観ました

    が、開始10分ほどで主人公の女性がもともと男性だということがわかりました。 なんとなくフランスの映画だと思っていたのですが、チリの映画だったんですね。 物語は結構淡々としています。 歌の師匠が主人公に言った言葉がよかったです。

  • mai

    3.0

    かなしい

    世間の目、声が現実的に描かれている。当人たちは純粋に愛し合っていただけ。切ないです。

  • por********

    3.0

    LGBTからの問い

    作品は最初何の話なのかと思うが だんだん話が見えてくる 作品全体の作りは良い

  • fg9********

    4.0

    「愛を求めるな、与えるのだ」

     …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。  『ナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのシンガー、マリーナ(ダニエラ・ベガ)は、チリの首都サンティアゴで年齢差のある恋人オルランドと同居していた。  マリーナの誕生日を祝った晩、家に戻ると急にオルランドの意識が遠のき、そのまま他界する。  彼が亡くなったことでマリーナは予想外のトラブルに見舞われ……。』  亡くなったオルランドの別居中の奥さんからは面と向かって「変態!」呼ばわれされるし、彼の息子からは車で拉致され、テープで顔をグルグル巻きにされて路上に放り投げ出される始末だ。  当然ながら、オルランドの葬儀参列からもシャットアウトされてしまうのだった。  更に、マリーナに苦難が訪れる。  オルランドは発作を起こした時に階段から転げ落ちて外傷を負っていたので、マリーナは警察からも取り調べを受ける羽目に陥るのだった。  担当の女性刑事はトランスジェンダーに理解のある素振りしつつも、男性医師がマリーナの全身写真を撮る際に退席を促しても、彼女は引き下がらずに珍奇なモノ?見たさに相席を主張するのだった。  マリーナは、奇異な視線に晒されることも、謂れのない迫害に遭うことにも耐性が出来ているのか、口惜しさをジッと自身の裡に閉じ込めて哀しみを抑え込むしかないのだった。  中盤で、歌の師匠の「愛を求めるな、与えるのだ」を胸に秘めて、透き通るような天使の声音で歌を奏でるのだが、脳震盪まで突き抜けるようなハイトーンの歌声は心の染みたっけな~。  また、「オマエは一体どっちなんだ(男or女)!」と聞かれて、迷うことなく「私は人間……」と応えるマリーナは毅然としていたっけな。  日常的に多くの偏見に晒されてきたマリーナにとって、自分は何者であるのか?という自問自答は嫌と言うほど噛み締めているので、愚昧な質問にはサラリと言ってのけられるのだった。  ラストのマリーナの『ombra mai fu』という歌声は夢見るが如く美しく、自分のあるがままに懸命に生きようとするマリーナの生き様がいつまでも余韻を残す美しい幕引きで、非常に見応えのある3.8点といったところかな。  なお、ダニエラ・ベガに魅かれて調べてみたら、自身もトランスジェンダーのシンガーだそうで、さもありなんだったな。  また、2018年のアカデミー賞受賞式では、トランスジェンダーとして初めてプレゼンターを努めたことでも話題となったそうだ。  是非、見てみたかったな。  (メモ 総レビュー数:3280件、2019年度110作品目)

  • dak********

    4.0

    観て良かった!

    偏見はないと思っていましたが自分の中にある偏見に気付かされる作品でした。 世の中には多様な性があると分かってはいても何故か?違和感を覚えてしまう自分を恥ずかしいと思いました。 自分の性を受け入れてカミングアウトしても尚収まらない世間の偏見や他人の遠慮のない視線と日々戦っている全ての人にエールを送ります。 心から観て良かったと思えた作品でした。

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