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ナチュラルウーマン (2017)

UNA MUJER FANTASTICA/A FANTASTIC WOMAN

監督
セバスティアン・レリオ
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  • みたログ 587

3.49 / 評価:277件

声高に主張しないのもリアル

  • mattari8 さん
  • 2021年5月7日 6時59分
  • 閲覧数 91
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

トランスジェンダーの女性が、同棲していた恋人が死んだことで
さらされる社会の差別。

恋人の家族にとっては、彼女は愛人なのだから
基本的に酷い対応はまあするだろうなってとこではあるものの、
それもトランスジェンダーだということで
より一層見下して人間とも思わない扱いである。
あまりにも酷い。

また、頭では理解しているつもりのものもいて
それも結局は彼女に屈辱的な思いを味あわせる。

しかし彼女は声高には主張しない。
ヘタな脚本なら彼女自身の口から叫ばせそうなとこだ。
彼女が反論しないのは、彼女がこれまでの人生で
聞く気のない相手に何を言ったって無駄だということを
嫌というほど体験してきているからなんだろう。

ヘタな理解を示すでもなく敵視するでも面白がるでもなく、
そう、ただ、普通に、人間の女性として
「あ、そう」くらいの反応でいられるのが一番楽なんじゃないだろうか?

彼女は多くを望んでいるわけじゃない。
普通に、愛してた人の死を悼みたいし、
思い出の品があるならそれを手に取りたかったんじゃなかろうか。
だから彼女には一番いやなサウナの男湯にまで行った。

そこに何もなく、でも最終的に亡骸と別れができたのは
過去の思い出にばかりとらわれずに
前を向いて生きていける、というあらわれだろうと思う。
トランスジェンダーというのも含めつつ
恋人との別れを乗り越えて強く進もうとする
一人の女性の決意の物語だと私は感じた。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 切ない
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