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ナチュラルウーマン (2017)

UNA MUJER FANTASTICA/A FANTASTIC WOMAN

監督
セバスティアン・レリオ
  • みたいムービー 921
  • みたログ 611

3.49 / 評価:284件

南米らしいピュアな悲恋物語 たまたまLGBT

  • kako9121 さん
  • 2018年3月20日 11時13分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

 どういうつもりの作品なのか、なかなか理解できずにしばらく考え込んでしまいました。
 普通の恋愛映画じゃないかと。LGBTをもっと前面に出して、問題提起をするわけでもなく、メッセージを謳いあげる訳でもない。

 亡くなった中年男オルランドにとって、不倫の愛ではあるものの、愛したマリーナがたまたまLGBTであり、残されたマリーナは自分がLGBTだからといって、声高に差別撤廃などと叫ぶわけではありません。

 もっぱら糾弾されるのは、”不倫”のようです。マリーナに夫オルランドを奪われた元妻やその子どもたちは怒り狂い、マリーナにひどい言葉を投げかけ、暴力まで振るいますが、それは父を奪ったことへの怒りの延長の印象です。LGBTへのただ単純な偏見や差別ではありません。

 つまり、たまたまLGBTのマリーナが愛した男を失った時、という「きわめて個人的な悲恋の物語」なんでしょうね。
 LGBTを正面から扱っているようでいて、LGBTはずっと奥に潜ませているだけ。
 じつは愛する男を失った者(それがたまたまLGBT)のその後と心情を描いたという、徹底的に悲しい愛の物語。愛に徹したのが、いかにも南米ラテンの国らしく、あざとい、といいますか、うまいと思ったのです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
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