ボスニア紛争版『スリー・キングス』は…
- 一人旅 さん
- 2019年6月25日 22時03分
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スティーヴン・クエイル監督作。
ナチスの金塊を奪還すべく大胆な作戦に打って出るネイビーシールズの活躍を描いたアクション。
フランスのヒットメイカー:リュック・ベッソンが製作と脚本を手掛けた異色の戦争アクションで、紛争末期のサラエボに派遣された5人のネイビーシールズが、湖の底に眠る時価3億ドルものナチスの金塊を奪還すべく前代未聞の極秘作戦を敢行する様子を描いています。
『スリー・キングス』(99)のように、“戦争×トレジャーハンティング”といった趣きの映画で、二次大戦時ナチス・ドイツがフランスから奪った莫大な量の金塊を手に入れるため、戦争そっちのけで金塊奪還作戦に打って出るネイビーシールズの単独行動を活写しています。金塊が水深45m、敵陣真っ只中の湖の底に眠っているため、“いかにして金塊を水面まで浮上させるか”や“浮上させた後どうやって陸地まで運ぶか”、“定期的に湖を巡回監視する敵兵をどうやってやり過ごすか”―等いくつもの難題を前にして、物資集めや協力者の確保、具体的な奪還プランを策定した上で、危険度万点の水中ミッションに挑む5人の精鋭(+紅一点の現地ヒロイン)の勇姿を描いています。
奪った戦車でサラエボ市街を爆走する冒頭の派手な戦争アクションから、その後は段々大人しくなっていく尻すぼみ感が欠点ですが、クライマックスの水中ミッションでは大事な場面で敵兵の邪魔が入るなど緊張感の絶えない展開となっています。
ネイビーシールズを演じた5人の役者はマイナー揃いでいまいち個性が足りませんが、彼らと行動を共にする紅一点のヒロインを演じたオランダ美女:シルヴィア・フークスや、シールズの人情味溢れる熱血上官を演じたJ・K・シモンズの存在感は流石であります。
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