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モリのいる場所
2018年5月19日公開

モリのいる場所

992018年5月19日公開

kir********

3.0

なんとも不思議な映画だった。

独特の感性を持つ熊谷守一。画家とは、どんな人が多いんだろうかと思った。 サラリーマンで出会う人とは全く異なるのだろうか。 でも最近の若手の画家とかは、サラリーマンぽい、理屈っぽい人が多いような気もするし、 抽象画が生まれたあたりのヨーロッパの画家も討論を繰り返していたし、 案外理屈っぽい人が多いのかもな、と思う。 庭の動植物を映したシーンは綺麗だった。 マンションが建つ。 現代的な社会の象徴というか、合理主義の象徴というか、情緒がない。 便利で快適な社会というのは、どうにもつまらない。 嫌だなぁ。 無欲であれば、たしかに国からの文化勲章なんて不要な、 意味のない、むしろ邪魔なものにしか過ぎないような気がする。 マンションができるからといって、反対運動を行さないのは、 自分が一流の画家であるから、とかそういう自負がなく、 仕方ない、と受け止めることができるからだろう。 ふつうは、素直に受け止めることは出来ない。 でもなんともよくわからない、どうも不思議な映画だ。

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