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妻の愛、娘の時 (2017)

相愛相親/LOVE EDUCATION

監督
シルヴィア・チャン
  • みたいムービー 10
  • みたログ 30

3.65 / 評価:23件

心をどう保つ

  • mai***** さん
  • 2019年1月7日 21時17分
  • 閲覧数 260
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

結婚したばかりで出稼ぎに出てそれっきりの夫を
手紙はくれるものの本人が帰る気配なくただひたすら待ち続けた日々。
そして、帰ってきたときには物言えぬ姿。
その待つ日々をずっとずっと続けていた女性の気持ちは…

見ていると主人公の女性(第二夫人の娘)の強情な感じばかりが目立って
なんでそんなに意固地になるのさと思わずにはいられませんが
彼女自身、巣立ち間際の娘と、無口な夫との家族関係の中で
自分の居場所がここにあるのかどうかが不安で不安でしょうがなかったのかなと
途中から思うようになりました。

そして主人公の娘。
恋人と一緒にいる時間が大切なのはわかるけれども
それが彼の夢の実現を妨げる障害になっていることもわかっている。
実は結構ジレンマに悩んでいるような…


3人が3人とも自分の存在価値を探しているような…
その存在価値の中心に、何にも影響されることのない大きな柱が欲しいのかもしれないなって感じました。
それを求めなくても、あなたはあなたでしっかりと生きてきた時間があるじゃないですかって言いたくなるくらい、しっかり歩んできているはずなのに
それでも何かに不安を感じてしまうものなのでしょうか?

でも男たちも、そんな女性たちに必要とされることで
自分の存在価値を感じて生きているんだろう。
夢をあきらめてまで傍にいることも…
出稼ぎ先で出会ってしまった女性の傍に居続けることも…
きっと自分の存在価値をそこに見出してしまったからなんだろうな。


自分はここに居て、ここで生きている。


変な話、その一文を人はどこで悟るかなのかもしれないなって
作品を見ながら考えてしまいました。
だれもがどこか不安で、それを隠しながら生きていて
生きていて良いんだという証とか理由を探し続けているんだろうと感じました。
世代がどうとかではなくて
女とか男とかではなくて
人はきっとそういう生き物なんだろうと…


2019年1月5日シネマテークたかさきで鑑賞

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
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