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女は二度決断する (2017)

AUS DEM NICHTS/IN THE FADE

監督
ファティ・アキン
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3.62 / 評価:468件

D.クルーガーの秀作ドイツ初主演作

  • ポルティ さん
  • 2019年6月23日 10時23分
  • 閲覧数 224
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    • 総合評価
    • ★★★★★

俊英ファティ・アキンが現代ドイツで深刻化するネオナチ問題を真正面から描いた社会派サスペンス。これまた見応え十分の秀作である。

とにかく主演にダイアン・クルーガーというメジャー女優をキャスティングしたことで作品の注目度、クオリティが上がったことは間違いない。監督のあらゆる要求をガッツリ受けて立ったというように、彼女は全編ほぼ出ずっぱりで熱演。生理の血のケアをしたり、鼻水まで足らすダイアン・クルーガーなんてハリウッド映画では絶対見れないよなあ!
彼女がドイツ語で演技しているのはちょっと新鮮だったが、なんとこれがドイツ映画初主演とのこと。母国での凱旋に力が入ったか、本作ではハリウッドでの出演作のようにことさら美貌を売りにすることなく、しっかりと質実剛健な「ドイツの女優」になっているのが実に興味深い。この作品に込めたクルーガーの並々ならぬ女優魂をはっきりと感じ取れる。

アキンの演出もまた秀逸。作品は3つのパートから構成されているが、各パートではっきり雰囲気が違うのが面白い。第二部の法廷劇で少々固くなったストーリーを一気に娯楽味豊かなサスペンスとして切り替える第三部の印象が強烈だ。彼女の下した最後の決断は観る者の心に突き刺さってくる。ロケ地のギリシャの風景が美しい。

改めてファティ・アキンの才能の豊かさには惚れ惚れする。これほどの名声に浴しながら、実は彼はまだ40代半ば。これから先、少なくとも30年くらいはまだまだ彼の作品を観られるのかと思うと楽しみでならない。もちろん、自分とアキン監督がお互いに無事で生きながらえればの話だが・・・

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