ここから本文です

女は二度決断する (2017)

AUS DEM NICHTS/IN THE FADE

監督
ファティ・アキン
  • みたいムービー 221
  • みたログ 770

3.60 / 評価:564件

武士な母

  • kom***** さん
  • 2021年2月21日 13時54分
  • 閲覧数 141
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

移民の流入と犯罪の増加に呼応して、極端な右派がテロ行為に
走るヨーロッパ。
昔ヤンチャだった母さんは、(更生した)愛する夫と可愛い息子と
幸せな家庭を築いていた。
ところが、突然 残酷に愛する家族を殺される。
義理の親には理不尽に責められる。
実の親は愛する故人を侮辱する。
犯人が捕まるが、母さんには辛い裁判の末、証拠不十分で無罪になる。
母さんが気分を紛らわせる為に手を出した薬も
裁判で自分に不利に働いた。
もう司法なんてあてにならない。
そこで母さんは、仇討ちに出かける。
控訴しようと弁護士は説得するが、母さんは
家族への愛や、殺生について、今後自分や周囲に課される状況に
ついて等々、おそらくあらゆる事を沈思黙考する。
母さんは、元ヤンなだけでなく、彼女のTATOOの武士の様に
孤独を厭わず義侠心に溢れる人だ。

寄り添おうとする女友達、熱意ある優秀な弁護士や、
心ある加害者の父親など、主人公の救いとなる存在もあるが、
一人怒りと苦しみを抱えた、半分死んだような余生を送るより、
破壊者達を道連れに全てを終わらせるという母さんの選択は
私には実行不可能だが、とても腑に落ちる。

似たような展開の日本の時代劇を見たことがある様な気がする。
ある意味定石通りのラストにカタルシスを覚える私は古い人間なのだろう。

特に興味を持って見たわけでもないのに、
上手い編集で全く無駄なシーンがなく、俳優達の素晴らしい演技で
行間はみっちり埋められており、映像も綺麗で退屈しませんでした。
特に減点する部分が無いので、星5つ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ