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ミッション・ワイルド

ひょうたん鯰

4.0

これもまた、ロード・ムービー

近ごろ西部劇(ウェスタン)が寡作だ。インディアン(悪)VS白人(善)といった勧善懲悪な表現に、NOが突きつけられてからの傾向だというのは承知だ。だからと云うこともあって、観応えのある作品のリリースは年に一本ぐらいのものか。 この映画の観どころは、結婚を渇望する女、落ちぶれていく男、両俳優の演技対決。 19世紀アメリカ西部、過酷な地で精神に異常をきたした女性3人を、一人でアイオワの教会まで連れて行く役目「ホームズマン」を引き受ける、独り者のヒラリー・スワンク。数週間の厳しい道のり。出発直後、木に吊るされたトミー・リー・ジョーンズを助けて旅に同行させる。 〝復讐するは我にありと、主は言えり〟 〝麦束を運べ〟 この木から下ろしてさえくれれば、どんな命令にも従うと、神に誓う。 殺伐とした乾いた砂がスパイス、ちょっとかなり不可思議なあと味の、これもまたロード・ムービー。

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