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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア (2017)

THE KILLING OF A SACRED DEER

監督
ヨルゴス・ランティモス
  • みたいムービー 137
  • みたログ 426

3.37 / 評価:314件

よくわからない、でも目が離せないんだな~

  • じゃむとまるこ さん
  • 2019年8月20日 11時54分
  • 閲覧数 150
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

面白かった、というべきだろう。
どんな映画か、と言えばわけが分からないんだけど・・・ストーリーに道筋を求める人向きの映画ではない、だから観る人を選ぶと思う。

よくわかりませんが、この映画はギリシャ悲劇をベースにランティモス監督の現代劇として作られているらしい。
そんなわけで(ってどんなわけかは私にもわかりませんが)、いわゆる不条理劇らしいです。

復讐劇ともいえるし、家族の崩壊劇ともいえるし・・・
でも復讐者によって、あらかじめ崩壊していた家族が取り繕っていた欺瞞が露になりという、、、これって気が付いていないだけで、どの家族にも崩壊に至らないまでも多かれ少なかれ内包しているという・・・心理劇として観ればものすごく面白い映画だと思います。

コリン・ファレルという俳優には今一つ魅力を感じなかったけれど、ランティモス監督のお眼鏡にかなったことにより俳優のグレードを格段に上げたと思います。

この映画の勝因は狂言回し役の少年マーティン役にバリー・コーガンをキャスティングしたことでしょう、ここに監督の映画の主題へのアプローチがはっきりと見て取れます。
まだ少年なのにしたたか、天性の嘘つき。
映画冒頭ではこの少年の立ち位置はよくわかりません、スティーヴン(ファレル)との関係に妙なものを感じます、それが後々どんどん立場が逆転。
その本性は実に不気味で、パスタを食べるシーンでマックスになります。

家族はマーティンに翻弄されますが、その一つ一つのシーンに目が離せません。
自分が助かる道はただ一つ、家族の誰かを犠牲にして・・・というところ・・そして彼らは救われたのか・・・まあ、悲劇なので、そうも言えないかも。
家族はみんな、誰が犠牲になるのかはわかっていたのだろう、そして誰もが救われない。
不条理劇と一言で言ってしまえる映画ではないと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 知的
  • 絶望的
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