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名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん) (2018)

監督
立川譲
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  • みたログ 7,304

4.09 / 評価:5,883件

「安室ファン向け」なんて安いもんじゃない

  • iam***** さん
  • 2018年4月21日 17時10分
  • 閲覧数 333
  • 役立ち度 39
    • 総合評価
    • ★★★★★

これほど”考察”のためにリピートしたくなる劇場版コナンも珍しい。
別に安室が見たいからではない。もちろん安室さんは超絶かっこいいですが、そこじゃなくて。

今作は公安という組織に振り回された人間たちのドラマが主軸。、公安に復讐を望む者、公安を利用しようとする者、自らの身を公安に置きその息苦しさに葛藤しつつも誇りを捨てずに任務をこなす者、様々な人間模様が見られるが、いかんせん前半の構成が少々解りにくく、一度の鑑賞で物語の概要全てを把握するのは厳しい。

だからこそリピートして考察しようとする人が続出しているようだけど、一度見て理解できなけばもういいやと投げ出してしまう映画もある中で、今作にリピートしたいだけの魅力がある理由は、いつになく登場人物達のキャラ設定と描写に芯があるからだろう。それは一度の鑑賞でも伝わる。

ここ数年の劇場版のような何となく雰囲気だけのキャラ設定ではなく、行動原理、そこから来る芝居、それぞれがたどり着く答え、どの点においても過去に例を見ないほど力の入った作りになっていたことは、複数回鑑賞することで、より感じ取れる。

警察庁、警視庁、検察庁、それぞれの公安、そして起訴までの流れ、今作に必要な知識を頭に入れてから、どのシーンでどのキャラがどんな意図を持って行動・発言しているのか注目しながら見ると、一度目の鑑賞とは比べ物にならないほど面白い。特に橘弁護士が話の中で面白い立ち位置にいる。また、詳細に描写されていない岩井検事は、よくよく考えてみるのかなりの食わせ者だとわかる。

未だにこだま監督の作品と比べてああだこうだ言われているが、はっきり言って登場人物設定の分厚さはこだま監督作品を明らかに越えている。これでいて、最近恒例のダイナミックアクションもあり、コナンらしいエッセンスもしっかり混ざっているので、正に劇場版コナンの新境地。22作目にしてこんなのを持ってくるとは思わなかった。

メインキャラクターの扱いも非情に丁寧で、言動にも活躍ぶりにも過不足が無い。新監督の立川譲さん、本当にいい人を連れてきてくれましたね。まさかこれ一本で終わりなんて言いませんよね?この監督さんで何本か見せて下さい。お願いします。

詳細評価

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