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名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん) (2018)

監督
立川譲
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  • みたログ 7,267

4.09 / 評価:5,851件

「大人向けコナン」ではない

  • pup***** さん
  • 2018年4月14日 14時39分
  • 閲覧数 3210
  • 役立ち度 38
    • 総合評価
    • ★★★★★

結論から言うと完全なる駄作だと思います。安室さんを見たい人以外には全くお勧めできない内容です。

まずいくつかのレビューで「大人向けコナン」と評している方々がいますが全く違います。大人向けという印象は、地味でおとなしくアクションもギャグも少ないからそう思われたのでしょうが、決して大人向けの内容ではありません。キャラの複雑な感情の交差もなければ脚本が凝っていて面白い訳でもなく、驚きのラストや心に沁みるエピソードもありません。ただ単調に公安や裁判についての説明が続き、大きな動きもワクワクも緊迫感もなく最後にいつもの爆発花火で終わります。前半の小難しい話も、内容が分からないからつまらないというより、余りに説明的で物語の中に溶け込んでおらず単調になっていてつまらない、と言った方が正しいと思います。難解な内容で理解が多少追い付かなくても面白い映画なんてたくさんありますから。

アニメなので細かい所を突っ込んでいけばキリがないのですが、細かい所が気にならないくらい引き込む力がこの映画にはありません。コナンと安室さんの対立は新鮮でしたしコナンは実際、安室さんが危険視するほどの存在だと思いますが、この映画ではそこを全く描き切れていません。コナンがIOTテロに気づいた時も「さすがだな」と言ってましたが、最初のガス爆発の時点で安室さんはすでにIOTテロの可能性に気づいていたのですから明らかにおかしい台詞です。全体的に詰めの甘さが目立って仕方なかったです。蘭たちの命がかかってる時に呑気に「彼女いるの?」とか聞いちゃうコナンに至ってはどうしたんだという感じでした。少年探偵団にドローンの操縦を任せたのも、いやいやこれで失敗したら人が死ぬんですけど!っていう。少年探偵団を活躍させることで子供に感情移入させたいんでしょうが、あの大役を任せるに至る経緯があまりにあっさりで緊張感のカケラもない。

何よりゲストキャラの魅力のなさが凄まじかったです。動機も人格も台詞も安っぽくて全く共感も感動もできませんでした。何の茶番なんだと。中途半端にコナンの説教入れてお涙頂戴するくらいなら完全な独善的殺人犯の方がまだ映画としての面白みはありました。とにかくすべての事が中途半端、何も満足に描き切れないまま消化不良で終わってるなという感じです。アクションのあり得なさはいつもの事だし作画の凄さを楽しんでるので良いのですが、安室さんを堪能する以外に価値のない映画です。随所に良いセリフや演出はあるものの、脚本のつまらなさが全てを台無しにしています。毛利小五郎を逮捕させた理由も個人的にはすごく好きでしたが、その理由に説得力を持たせるだけのコナンの魅力を引き出せていません。材料は良いのに、非常に残念な仕上がりです。

詳細評価

物語
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演出
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音楽

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