ここから本文です

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル (2017)

I, TONYA

監督
クレイグ・ギレスピー
  • みたいムービー 406
  • みたログ 1,491

3.79 / 評価:1130件

期待していなかったが役者が魅力的

  • qaz***** さん
  • 2020年6月17日 1時12分
  • 閲覧数 393
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

特に真相が知りたかった訳でもこの映画で真相を知り得るとも思わず暇で部屋の整理のながら見のつもりだった。
が、トーニャの母親役アリソン・ジャネイの魅力で一気に集中。
小さなトーニャを連れリンクにブーツで立ちスケートする子供たちを見回すところからもう格好いい。
リンクは禁煙と言われて「了解、こっそり喫うわ」と目を細め投げキスのように微かに口を尖らせる表情が素晴らしいんだ。
この映画はセリフもちょっといい。
朝、薪を割ってそうな格好とかね。

この母は所謂レッドネックと再婚を繰り返すような田舎の毒親なんだけどトーニャのスケートを鍛え闘争心を掻き立てるために彼女なりの執念があるんだよね。
その執念のおかげでトーニャは傷つき逞しくなるとともに暴力的になるんだけどさ。
まあ田舎の無学なお母ちゃんなので後の影響なんて考えてません。

この作品は全体的に見ると凡庸なんだが前半に魅力があるのよ。
それはやっぱりこの母のお陰なんだね。
この映画を真実と捉えるかは別として、この作品のトーニャをオリンピック出場までの選手に育てたのは紛れもなくこの母でトーニャからスケートを取り上げたのは旦那のジェフ。

ケリガン殴打事件に迫っていくと微妙に魅力がトーンダウンする。
ジェフの友人の妄想男ショーンの勝手な行動で急展開していく経緯にもっと狂気とスリルがあったら完璧だった。
トーニャが母のシゴキのせいでグレる間もなく初恋相手と結婚するスケート一筋脳筋少女で荒っぽくても悪じゃないし魅力もあったので視聴後じんわり惜しい気持ちが残った。
実際の事件もトーニャをそこまで責められない点があるからなんだろうけどね。

トーニャとその周囲のインタビューの会話の終わりからの切り替えもセンスよく、インタビューにリンクして話し手が回想シーンでもカメラ目線で視聴者に向け話すなど賞狙い無関係な演出は軽いが、映画が好きなスタッフが集まって作ったと分かる演出、セリフ、カメラが良くキャストに魅了される映画でした。

しかし実際にアメリカスケート界がもっと貧しくも才能ある選手に優しくトーニャの弁護士が有能だったらトーニャの人生もまだマシだったかも。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ