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ファントム・スレッド (2017)

PHANTOM THREAD

監督
ポール・トーマス・アンダーソン
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3.52 / 評価:711件

3つの幽霊

  • umaibo014 さん
  • 2019年3月2日 2時01分
  • 閲覧数 1354
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

この監督は多くの観客が結末について不可解に感じる事を理解して映画を作ったんだろう。



ファントム・スレッドってのは服の内側の生地に忍ばせるお守りの様なものらしい。

作中でもベルギー王女のウェディングドレスに忍ばせてあった布切れにnever cursed(決して呪われない)という意味の刺繍が施してあった。
それはあの女に抜き取られたが。呪われて欲しいと思ってるのか。
1つ目の幽霊。


主人公は映画の最初の方で、姉に母親の夢を見るようになったと打ち明けていた。
仕事へのプレッシャーからかどうかは知らないが、母性を求めていたようだ。

女に1回目の毒を盛られた後、主人公は毒を盛った女から看病され、病床で母親の幽霊を見る。

自分が何もできない中、女から慈しみを受けている状況、女に対して母親を重ねたのだろう。
そしてそれは主人公にとって快感であり、こころが満たされるものだったと。
奇妙に見えるが、Win-Winの関係という事だ。主人公は母を手に入れ、女は自分が必要とされる状況を手に入れる。

これは変性意識状態の中で洗脳されてるだけとも言えるが。
2つ目の幽霊。


主人公は別荘で2度目の毒を盛られるとき、先にそれに気づいていた。毒入りオムレツをひと口含み、しばらく女の目を凝視して飲み込まずに咀嚼して見せた。
「ほらほら正直に言えよ、これ毒入ってるよな?」と目で問い詰めると、女が自分の願望を打ち明ける。
そしてなんと主人公はその毒入りオムレツを飲み込む。
そして次のシーンでは主人公がトイレで女に介抱されている。

2回目の毒の時には、女が自分の願望を正直に?話したことから、主人公は今回もこの毒で死ぬことは無いと察し、敢えて毒を受け入れたと思われる。

医者が女の独白を聞いてるのは、主人公が寝ているときだと思うが、女は「たとえ主人公が死んでも来世でも主人公に会いたい」という旨のことを言っていた。

その後めでたく女は主人公の子どもを妊娠、姉と3人で公園を歩くシーン。最後はふたりだけの世界で軽やかにドレスの寸法を取ってるシーンで終わる。


ハッキリとした根拠は無いが、女が言ってた「彼が死んでも来世で会いたい」という台詞と、ラストシーンのモヤがかかったような画面効果からすると、実際は主人公は2度目の毒で死んでて、最後のほうのシーンは女の妄想。という気がするよ。
3つ目の幽霊?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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