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劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
2018年7月27日公開

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

1272018年7月27日公開

終焉怪獣(as3式機龍)

2.0

邦画の未来への憂い

人間は自身の主観や価値観のみによって成り立ちます。 だから争うし、だから尊い。 相手の人格を否定なんてしたくは無いのですが、 流石にこの作品を支持する方に一言申したいです。 邦画・洋画・アニメと あらゆるジャンルの映画を愛する私ですが、 そういう映画を日常の一部としている方なら この作品に邦画の危機感を覚えると思います。 私も映画化に当たりドラマをseason1~3とSPを鑑賞しましたが、 確かに件の脚本家のseason3は作品の方向性を間違えた構成で戸惑いました。 作中の矛盾点は他の方が多数上げておりますので割愛します。 まずポスターを見て違和感を持たない方は、 映画を見る気が無いのだと思います。 あの綺麗なメイクで申し訳ない程度のすす汚れ。 如何にキャストを美しく魅せたいかと言わんばかりのポスター。 この時点で察しますよね。 スタッフは作品を作る気がない。 ただ美男美女のPVを作りたいだけなのだと。 そもそも何故『泣ける映画』を作るのでしょうか? 泣ける=感動ではないんですよ? 泣けないと感動出来ない人は、 普段、相手の何を見て、考えて、生きているのでしょうか? 無意識に感情的だけで映画を観てる方は、 意識を改めて欲しいです。 また人の死をドラマチックに描き過ぎです。 結局、他者の死をダシにして自身の葛藤を美化し、美談として語っているだけです。 今、興行成績と動員数の勢いが凄く、 加速度的に邦画の没落が進んでいます。 もっと他の良質な邦画や国産アニメに目を向けて下さい。 映画って我々に疑問を投げかけて 自身の知識と思想・哲学を持って 思考する側面を持ちます。 純粋な娯楽だけでは無いのです。 我々が現実で学べない教養として存在するのです。 このコード・ブルーに其れがありますか? これで医療の最前線の葛藤を知れますか? これで命の尊さを学べますか? 私はNOです。 YESと答えた方は、他の映画を観るに限らず、 日常を振り返って見て下さい。 きっと日々、誰かを無意識に傷つけ追い込んでいるはずです。

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