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ロンドン、人生はじめます
2018年4月21日公開

ロンドン、人生はじめます

HAMPSTEAD

1022018年4月21日公開

bakeneko

5.0

ネタバレロンドンの田園調布は…

ロンドン中心部に位置する高級住宅地:ハムステッドの環境&住民を題材にした現代英国喜劇で、ダイアン・キートンが英国に帰化したアメリカ人未亡人を元気に演じて、ハムステッド・ヒース公園に住み着いているアイルランド人の流れ者:ブレンダン・グリーソンとのシルバー恋愛を見せて行きます。 「恋愛適齢期」、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」などに連なる“ダイアン・キートンのシルバー恋愛もの”の作品で、今回は英国が舞台になっています。 英国人と結婚してロンドンの高級住宅街:ハムステッドに住んでいた元アメリカ人のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫の死後に急速に財政状況が悪化し悪戦苦闘するようになる。財産整理をすべく屋根裏部屋に上がっった際にアンティークの双眼鏡を発見し、何気なくハムステッド・ヒース公園を覗いた彼女は、公園内に勝手に掘建て小屋を創って住み着いている男:ドナルド(ブレンダン・グリーソン)が追いたてをくっている場面に遭遇して警察に通報して助ける。男に興味を持った彼女は男と徐々に親交を深めてゆくが…という“オールドガール・ミーツ・オールドボーイ”恋愛譚となっています。 実際に起こった既住権裁判も物語に取り入れていますし、高級住宅街に済むセレブなマダム達の生態や、市民&学生運動のデモンストレーションがこの地区で盛んなこともわかります。 “英国の中でも最もスノッブで英国的な場所を、よそ者のアメリカン未亡人とアイルランドホームレスが引っ掻き回す”という社会風刺的な面もある恋愛コメディで、欧米ではシルバー男女も“茶飲み友達”には留まれずに肉体関係も頑張らなければならないことも示されます(しんどそうだな~)。 ねたばれ? 冒頭の息子との会食場面で、ヒロイン達が食べている店は“英国の回転寿司屋”であります。英国だけでなく欧米の回転寿司は、密閉されたプラスチックの容器(上の蓋部分が透明)に入っています。これは多湿な日本と異なり、乾燥している欧米では直ぐに料理が干からびてしまうからです(味音痴の英国でお寿司なんて…誰か食べたことのある方は味を教えて!)。

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