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ベルリン・シンドローム
2018年4月7日公開

ベルリン・シンドローム

BERLIN SYNDROME

R15+1162018年4月7日公開

ali********

5.0

「旅での出会い」の魅力と、大きなリスク

旅での素敵な出会いを経験したいが、現実には少ない。その意味で、この映画は怖いが、参考にもなる。それほど軽率でもない主人公の女性が、気の毒になります。 旅で偶然出会った男女の恋、というのは昔の映画にあったようだが、最近では『ビフォー・サンライズ』や『緑の光線』くらい。前者はウソ臭く、後者はリリカルなフランス映画だが、人間関係は慎重に進んでいく。 監督の女性、主人公の美人はオーストラリア人で、ベルリンでのロマンスの相手=監禁犯はドイツ人俳優です。明るいオーストラリアから、ヨーロッパを見ると、魅力的な面と不気味な面があるのでしょうか。 でも、世界共通の危険です。よく似たストーリーを、アルゼンチンに旅したアメリカ人女性2人組についての映画で見たことがありますが、こわかった。タイトルは忘れました。日本でも10年ほど前に、同様の過失致死または殺人事件(ルーシー・ブラックマン事件)があったが、これはおぞましすぎる。佳作の『姉のいる夏・いない夏』で、行方不明のお姉さんを探しに、アメリカからヨーロッパに旅をする可愛い妹が、アムステルダムの運河沿いをもうろう状態でさまよう幻想的なシーンくらいが、まだ穏当なところです(運河に落ちたら危険なので、ひやひやして観ていました)。 窓が強化ガラスで割れないというのは、ドイツ人らしい徹底した計画? 実際には、ドイツ男性は、常識的で親切な人も多かったと記憶しますが。ドイツ女性は確かに、(イギリスと違って、)「見知らぬ人には、誤解されるのでスマイルは控える」とか言っていましたね。

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