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響-HIBIKI- (2018)

監督
月川翔
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4.00 / 評価:3,153件

友梨奈ちゃんに叱られる

  • yab***** さん
  • 2019年7月29日 20時43分
  • 閲覧数 426
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

文学少女なのに、真空飛び膝蹴りが得意な武道派。
 暴言も暴力も、天才だけが許される世界。
 だが、彼女にも特有のマナーがある。尊敬する作家には笑顔で握手を求める。自分を棚に上げて人をこきおろす人間に対してのみ暴力をふるう。母親の言うことは素直に聞く。しかし、彼女の家族構成は実は謎・・・ アルパカに接するときは、無邪気でご機嫌な女の子。

 こんな天才問題児に対して、何故こんなにスカッとするのだろう。
 何かスカッとすると同時に、今まで体験したことのない感情がこみあげでくる。
 作家と編集者の歪な関係。君臨する大御所作家。ベストセラーを出すための出版社の策略。それら文学界に蔓延した旧き慣習を、見事にデフォルメしたからだろうか。
 出版不況、ネット書籍、本を読まない風潮、そんな中で、いまだにペンで原稿を書き、1日1冊本を読むアナログ人間に、かえって新鮮味を覚えたからだろうか。

 いや、素直に天才作家鮎喰響を演じた平手友梨奈の個性に一本挙げよう。欅坂46のセンター。同類項の前田敦子や大島優子とは異次元のキャラ。観る者の偽善者ぶりすらも見透かす胆力。もし、彼女と対面したら、即座に、「悲劇の主人公ぶってんじゃないよ」とこきおろされるであろう恐怖感。

 友梨奈ちゃんに叱られることが、やがて心地よくなる不思議な感覚。その感覚は、ちょっと癖になりそうな感覚である。編集者役の北川景子、作家役の柳楽優弥さえもたじたじにした強烈な空間。そこには、友理奈劇場に完全に席巻された世界が、常にスパークしている。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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