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響-HIBIKI- (2018)

監督
月川翔
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  • みたログ 3,574

4.00 / 評価:3,153件

破天荒で型破りな平手友梨奈が新鮮だ

  • fg9***** さん
  • 2019年8月15日 11時18分
  • 閲覧数 453
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

…欅坂46の平手友梨奈なんて全く知らないが、高評価に釣られて観てみる。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。
 『突如として文学界に現れた、鮎喰響(平手友梨奈)という15歳の少女。
 彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみ(北川景子)は、彼女の名を知らしめようと奔走する。
 やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)、栄光にすがる作家(小栗旬)、スクープ獲得に固執する記者(野間口徹)に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。』
 何ら予備知識もなく観始めたので、ほとんど無表情でぶっきらぼうの鮎喰響の登場に違和感を覚えたものの、自分の信念を曲げずに我が道を行く生き様に次第に興味を抱き始める。
 学校の屋上から後ろ向きに転落したって、なんら慌てることもなく平然としているし、小癪な先輩の指を躊躇いもなくへし折って涼しい顔をしているし、兎に角、破天荒で型破りな言動は呆気にとられるほどに新鮮だ。
 こと文学に至ると、著名な作家だろうが容赦はしないのだ。
 媚を売る気など毛頭なく、問題点について実直なまでにストレートに言い放ち、その指摘が的を得ているので、言われた方としてもギャッフンだ~。
 でも、好きな作家と出会うと進んで握手を求め、その握手して貰った自らの掌をうっとりと見詰めたりもするのだった。
 また、友人たちと連れ添って動物園に行き、大好きなアルパカと戯れる響は、ごく普通の15歳の少女の愛らしい一面も見せるのだった。
 そんな響が弱冠15歳にして芥川賞・直木賞の候補に挙がったものだから、マスコミが放っておく筈がない。
 記者会見での、悪意あるインタビュアーに対して、お得意の飛びケリが炸裂するシーンは笑わせてくれる。
 売られた喧嘩は買うのが礼儀とばかりに暴力事件を起こして、またもやマスコミの恰好の餌食にされてしまうのだが、己が文学道を只管突き進む響の与り知らぬことだ。
 響の友人として、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏の存在も描かれていく。
 随分と愛らし顔立ちの女の子だなぁと感心していると、『パコと魔法の絵本』のアヤカ・ウィルソンだったので、その成長ぶりに驚いた。
 所謂「二世」作家として期待と注目を集めながらデビューしたものの、響との圧倒的な力量の差に思い至って苦悩し、それでも響と健気に友情を育んでいく展開には温かいもので満たされた。
 そんな2人を北川景子と小栗旬が脇を固めるが、終盤の小栗を巡っての響の電車踏切事件はチョッピリ遣り過ぎだったかな。
 また、響の著作の「お伽の庭」の内容については少しも触れられていなかったので、心が震える傑作と言われても、なんだか素直に頷けないものがあった。
 でも、全く知らなかった平手友梨奈のぶっ飛び演技は北川景子と小栗旬を喰っていたし、エンディングで流れる楽曲まで平手友梨奈が歌っているとあっては、これはもう、十分見応えあったの3.8点をあげるしかないだろう。

 (メモ 総レビュー数:3430件、2019年度260作品目)

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