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妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III (2018)

監督
山田洋次
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3.70 / 評価:853件

結婚は人生の墓場だ&子はかすがい! 

  • rah***** さん
  • 2018年6月14日 12時36分
  • 閲覧数 1423
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

平田家の長男・幸之助の妻・史枝が、コツコツ貯めたへそくり50万円を、泥棒に盗まれる。
史枝は、落胆しながらも、泥棒に入られたことを、夫・幸之助に謝る。
ところが夫は、「俺の稼いだ金でへそくりをするなど、ピンハネだ!」と許さない。
夫は、定額の家計費を毎月、文枝に渡すが、文枝が「ダンス教室に通いたい」と言っても金を渡さないし、他方、パートも「家事がおろそかになる」と許さない。
史枝は、我慢が限界に達し、家を飛び出す。
史枝は専業主婦で、家計をやりくりし、三世代家族の面倒を見、掃除・洗濯・食事の準備をこなし、さらに育児・子育て・子供の教育も一人で担当してきた。
へそくりは、史枝にとって、いわば臨時費引当金だ。
史枝が家を飛び出し、平田家の人びとは、これまで史枝がこなしてきた家事の数々をやるハメになり、大混乱となる!

《感想1》
専業主婦労働の価値を、夫・幸之助が、全く評価しない。非合理であり、女性蔑視の典型だ。彼は「両性の本質的平等」を全く理解しない。日本は、女性の地位が低い。
《感想1-2》
幸之助が、妻・史枝に「パートを許さない」との設定は、幸之助程度の稼ぎでは、普通ありえない。幸之助が、例えばオーナー社長で、収入が圧倒的に多く、豪邸に住むなら、史枝に要求してもよい。しかし、威張り散らすには、幸之助の稼ぎが少なすぎる。甲斐性がない。
《感想2》
爺さんの平田周蔵は、昔の男で、我儘・無神経だ。妻・富子に、嫌味しか言わない。ひどい発言ばかりで、女性蔑視の典型だ。「親しき仲にも礼儀あり」の語を、噛みしめるべきだ。富子が、「お墓に一緒に入りたくない」と言うのは当然!
《感想3》
この映画は、「昔の男(今の爺さん)なら、女性へのセクハラは当然だ」との視点で描く。だが立場が弱い女性へのセクハラは、性犯罪と紙一重だ。この映画は、セクハラに無神経すぎる。
《感想4》
幸之助は、結局、史枝に謝る。しかし、映画と異なり、普通、男は自分の女性蔑視に気づかず、謝らないし、簡単に変わらることもない。かくて妻が「離婚したい」と思うのが普通だ。しかし経済力が妻になければ、離婚できない。子育て終了後の熟年離婚も、経済的条件で決まるだろう。
《感想5》
「結婚は人生の墓場だ」という言葉は、しばしば、当たっている。では、なぜ結婚するのか?「若気の至り」だ。
《感想5-2》
法律婚で、結婚し子供がいて、すでに子供の養育・教育を引き受けている場合、離婚しないor別れないケースも多い。(Cf. 「子はかすがい」!)事実婚(同棲)の場合は、子供がいても、別れるケースが多い。
《感想5-3》
事実婚(同棲)で、子供がいなければ、別れるのは簡単だ。法律婚の場合は、子供がいなくても、離婚は、財産分与や慰謝料の問題が法的に必ず発生するから大変だ。

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