本当の家族とは何なのか
- beautiful_japan_xp さん
- 2020年12月27日 21時47分
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- 総合評価
万引き、車上荒らし、誘拐、死体遺棄と、見ていて気が重くなるシーンが続くが、この映画の神髄は最後の30分に凝縮されている。
登場人物たちの本当の関係や隠された過去が明らかになっていき、本当の家族とは何なのか、というテーマに行き着く。貧困や底辺の労働者の姿を描くことで、見る者に格差社会の闇を投げかける。
出演者の演技は高く評価できる。リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林のベテラン勢はもちろん、祥太役の城桧吏、ゆり役の佐々木みゆも良い味を出している。松岡茉優が客を好きになってしまう場面は切ない。
安藤サクラと女性警察官(池脇千鶴)のやり取りの中で、本当の家族とは何かを問うている。
ゆりの悲しそうな表情をみると、虐待の罪深さを痛感する。
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