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クジラの島の忘れもの (2018)

監督
牧野裕二
  • みたいムービー 6
  • みたログ 16

3.00 / 評価:13件

人の気持ちが描かれていない

  • sya***** さん
  • 2018年5月12日 13時15分
  • 閲覧数 612
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ベトナム研修生のコア(森崎ウィン)と日本人の愛美(大野いと)が沖縄で恋に落ちる話し。

ストーリーが間延びしてる割には展開が強引過ぎて、ほぼ共感が無いまま終わった感じ。

しかも登場人物の行動に違和感があり、物語に入って行けなかった。
例えば、コアと愛美が名刺交換した直後に、コアが「愛美さん」と下の名前で呼んでたけど、あれは有り得ない。2年も日本で働いている留学生ならビジネスマナーは学ぶから、初めから取引先の人にあんな馴れ馴れしい呼び方はしない。

また、コアが愛美に好意を抱くプロセスが描かれていないのに(一目惚れしたのは判ったが)、唐突にベトナムに誘い、愛美の上司がなぜか背中を押して愛美がベトナムに行くのも強引。

しかもその後、ベトナムでコアが頑張る姿を見て愛美が前に踏み出す勇気を貰ったと、気持ちの変化を語っていたが、愛美の動機になったはずのコアの頑張る姿を殆ど描いてなく、ここも強引。二人がベトナムで観光するシーンしか描いていないのに、あの愛美のセリフは説得力が無い。
震災で母を亡くした喪失感が一回のベトナム観光で癒されるとか、人の気持ちの描き方が薄っぺらい。

また、愛美の叔母が外国人との交際を執拗に反対するのも、叔母が過去に外国人と離婚した事を理由としていたけど、叔母がどんな辛い思いをしたのか描かれていないため、これも違和感しか感じない。

そしてコアが愛美にプロポーズするが、これも急過ぎて、観ているこちらの気持ちは置き去り。

たぶん、ラストの展開が決まってて、そこに向けてエピソードやセリフを考えたのだろうが、予め決めた展開に愛美とコアを無理やり乗せた感じで、人間が描かれていない。

また映像も、「天国みたい」と表現した島の浜辺が曇り空でちっとも天国みたいじゃないし、クライマックスのクジラのジャンプは明らかに別の映像を差し込んでいて、冷めた。

叔母の病気の件とか、愛美の上司が取引先の社長に旅行に誘われた話とか、全く不要なので、もっと二人の心の距離が近づく過程や、愛美の気持ちが塞いだ辛い場面などを丁寧に描くべきだったのでは。

脚本がお金を取れるレベルでは無いが、大野いとさんと森崎ウィンさんの熱演に救われました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
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