あらすじ・解説
戦力外通告を受けた元プロ野球選手の濱島浩司(安部賢一)は、妻子にも去られ、すさんだ生活を送っていた。自堕落な暮らしが続く中、行きつけのラーメン屋で勧められ競輪選手になることを思い立つ。「40歳以上でも入学できる」と聞き競輪学校に入学する濱島だったが、過酷なトレーニングだけでなく、20歳以上も年下の生徒たちの冷たい視線にさらされ……。
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作品レビュー(5件)
- mik********
4.0点
競輪を題材とした映画であるが、生活がどん底でも、競輪で稼げるのかを中心に、栄光と挫折や、家族やライバルとの思いをはせながら頑張る姿はいいですし、迫力ある競輪のレースや育成所での訓練シーンは難しいですが、頑張る姿を見せた、106分でした。
- 鯖トマト
3.0点
意識していた選手は自分の事を歯牙にもかけていなかったあたりが好きだなあ。 「おう、あんたか!一緒にがんばろう!」みたいなわかりやすい展開にしなかったあたりが好き。 気の強い奥さんも博多もんの感じが出ていてよかった。 あの孤独なトップ選手は美形。
- mmr********
3.0点
ネタバレ40男が再起するにはダメ男過ぎ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - yoj********
4.0点
主人公含めて有名俳優が出ていないのがとても良い。競輪選手にしては体格が良すぎるが元野球選手なら仕方ないか。どうしてもだらしない荒んだ生活を変えられない中年のクズ男が、激しくもがきながらもなんとか次の人生へのエネルギーを燃やすまでを描いてます。荒んだ映像のわりに監督の映像センスが良いので画面がどこも美しく、ラストのレースシーンは観客がいないのは残念だが、それに余りあるほどの臨場感や緊迫感。さらに選手それぞれの人生も何気なく描いていて見ていて自然と胸が熱くなりました。 最近の邦画ではかなりの良い出来です。おススメします。
- jar********
5.0点
もがけっ、鬼教官の怒号が飛びかう競輪学校という修羅場。元野球選手のピッチャーだった主人公濱島はなぜ、そこにいたのか? 手が震えるほどの大量の煙草と酒、それとパチンコ、女が、ピッチャーという死ぬほどのストレスから彼を救っていたのだ。そして戦力外通知と、失業、堕落。 試合のストレスが無ければ、彼はこうはならなかったであろう。こんにちの高度なストレス社会、誰もが濱島に成り得るのだ! この映画のメッセージは、人生どん底からの脱出ということなのだろう。 それにしても、この映画には不思議なくらい魅力的な人間が溢れる。競輪学校で濱島をしたう後輩のドを越えた献身的な貢献。厳しさを通じて選手を育てた熱血指導員のあり得ないほどの使命感。競輪ってさあ、面白いよねと仙人のように達観した競輪学校校長。なんばしとっん億稼ぎよるやろ的な競輪愛のラーメン屋店主。 だめだめだめ!といいながらも最後には激しく天井を揺れす美しい人妻。妹泣きに泣きく顔面崩壊で近づいてくる高○健のような漢。子連れ狼の大五郎のように父を慕う息子。 会話はほぼほぼ北九州の方言で交わされる、会話のインパクト! ドキュメンタリー風に主人公の目線、真横からの視点、ドローンの空撮、スリルあふれる自転車からの視点と映像美も素晴らしい! この映画すべてが芸術であった!
スタッフ・キャスト
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