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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
2018年11月23日公開

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

FANTASTIC BEASTS: THE CRIMES OF GRINDELWALD

1342018年11月23日公開

山下晴代

4.0

今年何もいいことがなかったと思う人へ

 作り物といえば、リアルな親子や恋人同士の葛藤も、作り物なのであるが、そういう設定だと、なぜかホンモノだと思ってしまう観客がいる。そういう観客からすれば、本作など、子ども騙しのファンタジーなのだろう。『ハリー・ポッター』の原作者のJ.K.ローリングが、「魔法」を題材に選んで物語を書き始めた時から、書くことには困らないことは目に見えていた。選んだもん勝ちである。  「ファンタスティック・ビースト」っていうくらいだから、架空の動物がテーマで、それらをめぐってあれこれ物語が展開するが、ハナシが、人間の血縁の方へ逸れてしまっているのは、人間臭くて、残念である。しかしまー、ジュード・ロウやジョニー・デップなど大物俳優が、魔法といっしょに遊んでくれるのだから、気持ちは結構あがる。少なくとも、『スター・ウォーズ』よりは、動物たちも華やかで魅せる。映像も美しい。で、まー、今年何もいいことがなかったという人は、こんな映画で、一年を締めくくってはどうだろうか?

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