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泣き虫しょったんの奇跡 (2018)

監督
豊田利晃
  • みたいムービー 257
  • みたログ 889

3.88 / 評価:737件

良い話。だけど全く面白くない

  • TとM さん
  • 2020年8月18日 21時18分
  • 閲覧数 544
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

奨励会を退会せざるをえなかった瀬川が、特例としてプロ編入試験を受けプロになる。諦めなければ夢を叶える道がきっと拓ける。
にしても、全く映画が盛り上がらないのは何故なのか。

テーマ自体は、まぁ良いんじゃないだろうか。別に変な所はなにもない。
ストーリー自体は実話なんだから、文句をつけるつもりもない。難があるとすれば、演出と構成、この二点に尽きるだろう。
瀬川という棋士が存在している以上、プロになる結果は目に見えている。映画を結末、若しくは編入試験あたりから始められるダイナミックな構成のチャンスを、何故わざわざ外したのか。
物語の結末が見えている傑作はいくらでもある。「幸せの黄色いハンカチ」なんか良い例。ジャケットで盛大にネタバレをかましても、その感動は色褪せない。
「泣き虫しょったんの奇跡」にはそのポテンシャルがあったにも関わらず、あえて平坦な伝記展開を選んだ意図が不明だし、成功しているとも思えない。
また、プロの道を絶たれ再起するまでの流れより、奨励会の苦悩の方に描写が長くとられているのも不可解だ。

「泣き虫しょったんの奇跡」は多分しょったんという御輿を担いだものたちの映画なんだろう。隣に住んでる幼なじみ、担任の先生、家族、将棋を通じて出会った多くの人たち。
彼ら・彼女らが瀬川晶司という打ち手に魅せられ、瀬川の将棋を愛し、瀬川プロの誕生を夢見て応援する物語なのである。
そう考えればキャストの豪華さにも納得がいく。
だが肝心の御輿である瀬川の、どこにどう魅力を感じたのかが致命的に弱い。
セリフでなく映像で魅せられないのなら、別に映画である必要はない。

バランスの悪い構成と、映像的な魅力のなさ。
良かったのはイッセー尾形とカメラがぐるぐる回った対局、その二つくらいかな。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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