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上映中

BLACKFOX (2019)

監督
篠原啓輔
  • みたいムービー 30
  • みたログ 55

3.71 / 評価:48件

ニンジャムービー復権の可能性。傑作。

「ニンジャバットマン」に並ぶ、日本が誇るべきニンジャムービーの傑作がまたひとつ。

「BLACKFOX」
2019年
@T-JOY京都

あ、「ニンジャバットマン」ご覧になってない方、あれ日本映画なんですよ。本家をも凌駕する正しいバットマンでもあった。

さて本作。
2017年夏に放映され、新作劇場版公開が待たれる傑作スパイアニメ「プリンセス・プリンシパル」の制作会社Studio 3Hzによる、オリジナルSFアクション映画。
しかも監督はこれまた大傑作だった「風が強く吹いている」の野村和也さん!
※なおアニオタ歴3年なのであんまり詳しくないです。

〜サクッとあらすじ〜
忍者一族の末裔である律花と同居人メリッサ、そして強力サイキッカーのミア。この少女3人が巨大企業に牛耳られた国籍不明の大都会でエライ目に遭い、エモい戦いを繰り広げる!

まず冒頭。アイデア満載、本気度満点なアクションシーンで傑作だと確信。最初から大興奮させられるからすんなり入っていけて、その証拠に早くもシートから背中が浮いてた。
そして、ほどなく、高い身体能力と卓越した忍術を持ちながらも、できれば誰も傷つけたくないと願ってる心根の優しい主人公 律花を好きになっていた。

世界観やアクション観てるだけでも十分面白いんだけど、忍術と戦闘の師匠であるじいちゃん=26代目当主の兵衛に後継を期待されながらも、争いを好まぬ優しい研究者である父アレンに憧れを持つ律花のキャラクターがめちゃエモい!「キルラキル 」の流子みたいなジャージが最高すぎた!

対比して描かれるサイキッカー父娘がまたよくて。マッドサイエンティストな父ローレンのモルモット的なミア( ; ; )。彼女の感情の揺れにこっちの感情も随分と揺さぶられるから気をつけろ!

そもそも忍者一族の名前が石動(いするぎ)ってのがまず気に入ったわけで。その昔、甲子園に出場した石動高校でこの地名を知って以来の石動ファン(笑)
その石動家の忍者屋敷と未来都市が同時に存在している世界観もかなり面白いぞ。

石動家末裔である律花が肉親を失くす。名を隠してリリィとして探偵業の手伝いをしながら復讐の機会を狙っていて…これ日本人好みの展開だ!日本文化への理解をますます深めている海外でもいけるはず!

巨大企業が市政に深く関わってるところは「ロボコップ」の世界最大ブラック企業オムニ社を想起させるから個人的に激しくガッツポーズ。

アニマルドローンっていう超ハイスペックな動物型ロボットが、大型犬、猛禽類、モモンガの三体ってところは「桃太郎」や「バビル2世」を彷彿とさせる設定。一つの戦闘が終わったら必ず猛禽が上空を舞っていて、見事な映像美だった。

やったらいけないことを一切やっていない、規律ある作品とも言え、この優秀なオリジナル作品を作るのにどれだけの議論を重ねてきたことなんだろうと感心することしきり。
いちいち例に出してしまうんだけど、やったらいけないことばかりで残念過ぎた「天気の子」の1億倍よく出来てて面白いし、作品そのものに共感出来て応援団結成したくなる。

やれジブリだやれ新海だってメディアがこぞって持ち上げる作品よりも、こういった一般に知られざる優秀な作品こそが日本アニメーションの底力だと声を大にして言いたい。

大満足。続編待ってるぜ!

詳細評価

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