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リディバイダー (2017)

REDIVIDER/KILL SWITCH

監督
ティム・スミット
  • みたいムービー 34
  • みたログ 100

2.36 / 評価:73件

観るべき人に届いてない

  • IPdigdog さん
  • 2020年9月1日 9時24分
  • 閲覧数 98
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

エネルギー問題解決のために、地球を複製し、そこから得た物質をエネルギーに変えるという計画。エコーと呼ばれる複製世界は、生物のいない世界となるはずが、実際には元世界と同じ人間が住んでいて、計画を推進した電力会社と過激な環境保護団体が戦争状態。しかも、世界はバランスを保つため、物質を失った分だけ取り戻そうとして元世界から乗り物などを取り込み、ポータルと呼ばれる空の渦から吐き出すという現象で大混乱。。。
主人公は、元世界から派遣され、リディバイダーと呼ばれる装置を、エネルギー計画の拠点となっているタワーに設置するためエコー世界へやってくる。。。というお話。

結局、元世界とエコー世界は共存することができず、そのままでは両方の世界が崩壊していくことになるため、双方の権力者の生き残りを賭けた戦いという図式が見えてくる。リディバイダーは相手側のタワー(と世界全体)を崩壊させるためのガジェットだということがわかってくる。

SF的デザインの作り込みがひとつひとつカッコよく、個人的にはそれだけで大満足の作品であった。

強いて言うと、複製したのは地球だけなのか、それとも宇宙全体なのか? エネルギー問題のためだけにそこまでやる必要があったのか?という突っ込みに対するフォローも含めて、パラレルワールドものとしての理論立てをもう少ししっかりしてほしかった。

あと、この設定の裏には、搾取の構図というか、肥え太る側と搾り取られる側との対立という現代的なテーマがあったはずなのに、そこが十分に表現されていない。その理由は、物語の現在パートがゲームのFPS的な一人称の視点で描かれて居るためだろうか。世界を客観視して表現したくても演出上できない、というジレンマがあるように思う。

B級映画を楽しむには、それなりのリテラシーが必要だと思う。おそらくはマーベル映画なんかと比較して、つまらなかったと言っているレビュアーが多いが、そもそもそういう観方をする映画ではない。
あと、はっきり言わせてもらうが、、、本作のように回想シーンが多かったり時系列が前後するだけで話がわからなくなってしまう頭の悪い鑑賞者が多すぎる。

理屈っぽいSF小説が好きな人にはオススメ。見るべき人に届いてない作品という気がする。
本作の監督の次回作が楽しみ。

詳細評価

物語
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音楽

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