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あのコの、トリコ。 (2018)

監督
宮脇亮
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  • みたログ 586

3.07 / 評価:499件

レッサーパンダ

  • たーちゃん さん
  • 2020年12月1日 18時23分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

その時々によって登場人物たちの記憶がなくなってしまったの?って位、バラバラの印象です。

立花雫(新木優子)はモデルとして活躍しています。幼なじみの鈴木頼(吉沢亮)が雫の学校に転校するところからストーリーは始まります。その学校(堀切学園高校とどこかで聞いた事のある学校。芸能コースもあります)にはこれも幼なじみの東條昴(杉野遥亮)もいて、彼は俳優として活躍しています。というのも3人は子役時代の仲間で頼以外の2人は芸能で活躍しているという設定です。
そこに雫の事務所の社長から頼に電話があり、雫の付き人を依頼される事になります。

もうこのあたりが無理やりの設定なのですが、高校生の女の子に同じ高校生の男の子の付き人をつけるでしょうか?

下着のCMの撮影でスタジオがスタンバイしてるのに、雫が緊張して出て来ないという事で撮影がなくなって相手役が帰ってしまい撮影が出来なくなるシーンがあります。楽屋まで来ているのがわかっているのに、撮影がなくなるなんて事があるのでしょうか?撮影スタッフの制作部は何やってるんでしょうか?

その撮影の代役に雫の付き人でいる頼をキャスティングして撮影を行うことになります。そんな事がありますでしょうか?この撮影にはスポンサーの人間がいません。そんなCM撮影があるのでしょうか?

またそれが評判になって、街中の大きな看板になったりします。

台本の読み合わせでも、頼が下手に読んで雫に気持ちが入らないと怒られるシーンがあります。その時、頼が「仕方ないでしょ。こっちは素人なんですから」と言いますが、頼も下手だったけど子役経験のある設定なのに、ここまでの棒読みはないですよね。
そのあとで、自分の言葉として言ったセリフがリアリティーがあってドキッとするので、それなりの効果はあるんですけどね。

舞台「ロミオとジュリエット」のロミオに昴、ジュリエットが雫というキャスティングで稽古が進む中、昴が交通事故に巻き込まれて出演が危ぶまれるシーン。雫の女優への夢を叶えさせようと頼が代役に立候補するシーンがあります。
演出がCMの時の近藤啓(岸谷五郎)という事もあり、頼を代役にしますが、こんな事があり得るでしょうか。CMで評判になっていて、誰もが知っているキャラクターになっていれば別ですが、雫の相手役をしていて、セリフが入っているという事だけでキャスティングするのはあまりにも安易です。
ドラマの読み合わせであんなに下手だったのに、あまりにも芝居が上手くなっていて、ビックリです。

舞台稽古で、昴が治ったと戻ってきます。そうしたらすぐに戻って何事もなかったように稽古が開始され、主役が代わります。舞台でそんな事はあり得るでしょうか?

ラストの方で頼はアメリカでオーディションを受けると渡米するといいます。こんな英語のスキルがあると、少しでも伏線があったでしょうか。あまりにも唐突です。

ラストで社長に雫が社長に頼の事を聞いた時、何か知らない人を聞かれたように「頼?ああ、あいつか」といって渡米の話をします。少なくともその年の日本シネマ大賞の新人賞候補になった人に対してのセリフではありません。

ラストで結婚式のCMの撮影中に頼がやってきて、撮影を中断させて頼が雫に告白します。とても良いシーンなのですが、終わったあとスタッフがみんな見ていて、花びらシャワーで昴も笑顔でハッピーエンド。いいんですけど、CM撮影を中断させられたスタッフはいい迷惑ですよね。芸能プロの社長まで喜んでいて、タレント管理はどうなってんだって思いますね。

全部がつじつま合わせの、典型的なコミック原作ラブストーリーでしたが、嫌いじゃないです。

吉沢亮君、新木優子さん、爽やかでいいです。

大人のスタッフがきちんと作った、B級映画です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • 切ない
  • コミカル
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