2018年8月25日公開

若い女

JEUNE FEMME/MONTPARNASSE BIENVENUE

972018年8月25日公開
若い女
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

写真家の恋人ジョアキム(グレゴワール・モンサンジョン)と住んでいた31歳のポーラ(レティシア・ドッシュ)は、10年も交際していた彼から突然別れを切り出される。住む場所も失うことになって憤慨した彼女は、腹いせにジョアキムの飼い猫を勝手に連れて出ていく。友人の家に世話になるが、猫を連れていたことから追い出されてしまう。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(14件)

笑える15.6%切ない12.5%かわいい9.4%コミカル9.4%不気味6.3%

  • つとみ

    3.0

    巧妙にデザインされてたけど余り面白くは

    赤は、嘘つき、泣き虫、見栄っ張り、血の色でもあり、過去を引きずる色でもある。マイナス面というかネガティブな色。 ポーラが額から血を流す場面から物語は始まり、赤いポーラが自分勝手に暴れまくる前半。 青は、穏やかさ、落ち着き、調和、未来を掴もうとする色でもあり、プラス面やポジティブな色。 後半は次第に青く染まっていくポーラを見ることになる。 ポーラは左右の瞳の色が違うオッドアイだ。赤と青はどちらもポーラの中に存在しているもので、良い面も悪い面も合わせてポーラというわけだ。 そしてポーラは猫でもある。同僚のウスマンに猫の説明をした時に女と同じだと言い返されるシーンからもそれがうかがえる。 ポーラが猫なのではなくて猫がポーラなのか。まあどっちでもいい。要はポーラと猫が同一だということだ。 ここなら好きに鳴いていいと猫を墓地に連れていくが、猫は箱から出ようともしない。自分が羽ばたきたい場所はこんなところではないんだとポーラ自身が嘆いているようで面白い場面だった。 餌をもらえる飼い猫だったポーラが野良猫として生きる方法を模索するストーリーだったなと思う。新しい飼い主を探すように、最初のころ何件か知り合いの家に行ったりして野良としての自覚が足りない赤ポーラとか良くできてた。 詳しく書くとネタバレになってしまうので書けないが、こんな感じで巧妙にデザインされた脚本は確かに素晴らしかったと思う。 しかし、残念なことにそんなに面白くはない。 田舎から出てきてパリに暮らす女性の等身大系作品ってことになるだろうが、フランスでは標準の範囲内なのかもしれないけれど、どうも日本人感覚だとポーラは特殊な人に見えてしまって、つまりポーラに女性という大きな枠を捉えるだけの普遍性がなかった。 これが「全ての女性に」とか大層なものではなかったとしても、主人公ポーラに入れ込むほどの魅力は感じなかったので、やはりノリ切れない。 カンヌの新人監督賞を獲ったようで、そこはさすがに良いシーンなどそれなりにあり納得。 監督で脚本のレオノール・セライユはグレタ・ガーウィグみたいになっていくのかなと感じたりもした。 あと邦題だが、久しぶりにすごく良いと思った。 31歳は若いともいえるし若くないともいえる。相反する赤と青を内包するポーラを表すのにピッタリだし、ポーラの内面が幼かったことも表していてかなり良い。

  • mai********

    3.0

    懸命な彼女

    自由勝手気まま我儘なようでいるけれど ずっと交際していた男性とケンカ別れして いきなり住む場所を無くしてしまったら途方にもくれるだろう。 母親と疎遠。 友人を頼れる状況でもない。 そうなったら口八丁手八丁ででも何とかするしかない。 そういう部分で懸命に居場所を作ろうとしていた彼女の姿は ちょっとプライド高い感じがあるような気もしましたが 憎めるものではないし、『頑張れ!』って応援したくもなりました。 懸命に足掻くヒロインに共感できる部分と もう少し見栄を張らずに…と思う部分とが同居してて でも不思議と憎めない作品に仕上がってるのが良かったです。

  • chu********

    4.0

    そんなに「若い女」ではない(苦笑)。

    31歳。若くはないでしょ。いや、成熟の国おフランスではまだまだ小娘なのか?「若い」というより「幼稚」な気がしました。ポーラの歳を知った時の印象は、ウソ!?これで31歳?! 10年間、裕福な恋人(気鋭のカメラマン)にべったり依存してきたせいか、ポーラの生活力は骨抜きになっています。嘘つき・泣き虫・見栄っぱり…そんな謳い文句がぴったりで、人をイラつかせ、さらにカンシャクが弾けると凄まじくて手に負えません。 恋人に放り出されて、家なし・職なし・金なし・友だちなし。あてどなくパリの街をほっつき歩きますが、「もう自力でどうにかするしかない!」と腹をくくってからは、俄然、見ちがえるように生気があふれてきます。人間、追いつめられると想像以上のチカラが出るのか(笑)。 彼女いわく「退屈して」15、16歳で家を飛び出したようです。15年かけて自分を探し、ずーっと迷子だったのね。絶体絶命の中でつかんだ細いほそ〜い糸で、やっと自分の意志をたぐり寄せました。人生、これからだ! 主演レティシアちゃんの奔放な演技がスゴすぎます。おかげで最初はポーラの傍若無人ぶりにヘキエキしましたが、ミョーに勇気づけられ、帰り道は強気な大股で歩いておりました(笑)。

  • fiv********

    4.0

    面白いかどうか別にカンヌ作品!

    この作品は、面白いかどうか一端横に置いておく。 こんな女を野放しにして置いて良いのか。 キャッチコピーにあるように「泣き虫、嘘つき、見栄っぱり」のこんな女が金も持たず、人の迷惑顧みず生活して行くさまをカメラは追い続ける。 普通、ここまで追い続ければ情がわくのが人情だが、この女にはまったくそんな気にならない。 ただ、この女次は何を仕出かすか最後まで目が離せない。 やはり、カンヌ向けの作品なのだからと納得。

  • fwk********

    4.0

    勝手、気まま、我儘な女だけど憎めない。

    今まで働かずに、男にくっ付いて、のほほんと生きてきた女が、一人パリの街に放り出される。金も住むところも、親身になって助けてくれる友人、身内もいない。 さてどうするか・・・? さして若くもなく、手に職がないノー天気な女の、孤軍奮闘が何とも切なくて、可笑しい。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

カンヌ国際映画祭第70回

カメラ・ドール

基本情報


タイトル
若い女

原題
JEUNE FEMME/MONTPARNASSE BIENVENUE

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日