そんなに「若い女」ではない(苦笑)。
- ちゃび さん
- 2018年10月1日 14時05分
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31歳。若くはないでしょ。いや、成熟の国おフランスではまだまだ小娘なのか?「若い」というより「幼稚」な気がしました。ポーラの歳を知った時の印象は、ウソ!?これで31歳?!
10年間、裕福な恋人(気鋭のカメラマン)にべったり依存してきたせいか、ポーラの生活力は骨抜きになっています。嘘つき・泣き虫・見栄っぱり…そんな謳い文句がぴったりで、人をイラつかせ、さらにカンシャクが弾けると凄まじくて手に負えません。
恋人に放り出されて、家なし・職なし・金なし・友だちなし。あてどなくパリの街をほっつき歩きますが、「もう自力でどうにかするしかない!」と腹をくくってからは、俄然、見ちがえるように生気があふれてきます。人間、追いつめられると想像以上のチカラが出るのか(笑)。
彼女いわく「退屈して」15、16歳で家を飛び出したようです。15年かけて自分を探し、ずーっと迷子だったのね。絶体絶命の中でつかんだ細いほそ〜い糸で、やっと自分の意志をたぐり寄せました。人生、これからだ!
主演レティシアちゃんの奔放な演技がスゴすぎます。おかげで最初はポーラの傍若無人ぶりにヘキエキしましたが、ミョーに勇気づけられ、帰り道は強気な大股で歩いておりました(笑)。
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