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若い女
2018年8月25日公開

若い女

JEUNE FEMME/MONTPARNASSE BIENVENUE

972018年8月25日公開

illbeback1229

1.0

ネタバレ監督が主人公と同性格じゃないと画けない

 2017年カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した作品という事と受賞したのが女性というのいうのが気にかかり鑑賞した。  内容は31歳になるポーラは10年付き合った写真家の恋人に急に別れを告げられ、突然文無し家無し仕事無しになり飼い猫を連れて彼女は何とかして生計を立てようとするが見栄っ張りの性格が災いして裏目に出てしまうといったもの。  女性監督が演出しているので男性には画けないものを見せてくれるのかと思ったら、女性客が観れば主人公に共感を持てるのかもしれないけど、男である自分にとっては最後まで不快な気持ちになってしまう気分の良くない作品だった。  主人公のポーラは見栄っ張りに加えて高慢な性格が最後まで抜けずに続いていき、頼みごとをするにもバイトの面接をするにも全て上から目線で接するし、自分が悪いのではなく世間が悪いと主張するので臭い匂いを嗅いだような気分になる。  さすがに途中でそれではまずいとふんで少し低姿勢になったように見せるが、結局立場が元通りになると元の高飛車ポーラに戻ってしまう。  高慢なポーラが最後に素直になり少しは成長の跡が見れればまだよかったが自分にはそれを感じ取る事が出来なかったのでただでさえ暑くてイライラする天候が続いているのにその気持ちが大盛で増してしまった。  後、偶然なのかもしれないけど、自分が観た女性監督の作品てどうして男性を悪く見せてしまうのだろう?そうする事で女性達の気持ちを得ようとしているのかもしれないけど反則のような気がしてならない。  男性監督で女性を悪く画いている作品て今の自分の記憶では思い当たらないし、逆に男性監督で女性を主人公にした作品はたくさんある。なのに決して作ってはいけないとは言わないけど、女性監督だから許される暗黙のルールのように今作のような男性を悪くしたり利用したりして意図的に女性客の気持ちを掴もうとする話にするのは少々いただけないと感じてしまう。  出来ればそこを逆手にとって女性監督だけど男性が主人公の作品を作ればたとえそれが失敗に終わったとしても自分はその挑戦を評価するだろう。  次回は監督に是非そういった事にチャレンジしてほしいけど、今回は監督が主人公のポーラのような人じゃないと画けない監督の性格を疑ってしまう作品に仕上げた今作は自分は評価する事は出来ないが、カメラドールを受賞したのでもちろん次作も作るだろうから、女性の目から見たハッピーエンドの恋愛モノを作ってみてはどうだろう?

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