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2重螺旋の恋人 (2017)

L'AMANT DOUBLE/AMANT DOUBLE/DOUBLE LOVER

監督
フランソワ・オゾン
  • みたいムービー 109
  • みたログ 263

3.24 / 評価:182件

観る前から変態になってしまうオゾンの映画

  • 奥田映二 さん
  • 2018年9月30日 12時04分
  • 閲覧数 910
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

こういう作品は何かしらモヤモヤが残ってもう一度観たくなるものだ。
しかしもう三度観てもわからないだろう。
点数が今時点で3.28というのはそういうスッキリしなさに起因しているのかもしれない。
オゾン監督の「スイミング・プール」も結局どこまでが現実でどこまでが夢か妄想かというのがよくわからなかったのだが、作り手としてはきっとそこが狙いなのだ。

個人的見解では、全てはクロエ(マリーヌ・ヴァクト)の夢か妄想であったという見解です。
ただ、夢というものは寝ている間に見るものなので、その人が心療内科に通院しているような人でなくても夢はシュールでわけわかんないシーンの連続だから妄想とした方が近いのだろう。

映画は映像で語るものであり、台詞でもなければ理屈でもない。
脚本に齟齬があるかないかを見つけ出す作業は本当に野暮だし、究極スッキリしなくても良いと思う。
曇天のパリや、光の加減、常に不安感を漂わせるマリーヌ・ヴァクトの表情など、この作品が醸し出す欝々とした雰囲気だけでも魅力的だ。

でも観終わって思うのは、これが最後までまるっきりがマリーヌ・ヴァクトの官能心理サスペンスであればその方がその方が良かった。
クローネンバーグ風のシーンや医学的な双子の話など無い方が良かったと思う。
本質のテーマというか、徹頭徹尾がセックスに満たされない女性の精神分析を描く官能映画とかだったらその方がスッキリ(笑)したんだけど。
でもそしたらエロいシーンがもっとふんだんに入らねば!ということにはなる。
ディルドに跨ったりとかね。
でもってぺニバンで男のケツを犯したのは何々の暗喩とか(笑)レビューに色んな解釈が出てきたりして。

オゾン監督の作品は文学的嗜好のあるインテリ女性も独りで観にきたりするので、もうそこからこっちの妄想も始まっているんだけど、映画が始まる前に観客席で列をひとつ隔てた左斜め前方に、30過ぎくらいの女性が独りで観に来られていて後ろ頭しか見れないんだけど、唇に小ぶりのチューブに入った液状の何かを塗ってらして、塗ったあとにチューブの口をチラッと見るような仕草が官能的で、エロい事柄に繋がるような妄想をしてしまった。
この女性は何かしら妄想をしつつ自慰行為をするのだろうか?とか。

オゾンの映画は観る前から変態になってしまう。
いや、俺が元々変態だからオゾンの映画を観に映画館に足を運ぶのか…

というわけでそれもこれも含めて(何をやねん(笑))★4つ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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