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生きてるだけで、愛。 (2018)

監督
関根光才
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3.57 / 評価:552件

菅田将暉の「愛」

  • まあしい さん
  • 2019年6月21日 19時39分
  • 閲覧数 2277
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず、タイトルがいいよね。
菅田将暉をデビュー当時から注目しているので、彼の主演作は何かと観るようにしている。だから、この作品も公開時より知っていて何回も予告を観ていた。
タイトルもいいし、予告の音楽もいい。ポスターの写真もストーリー性を感じる出来栄え。

DVDで確認しました。良くも悪くも想定内であったのだけど
やっぱり、菅田君の包容力のある演技が光っておりました。
「あゝ、荒野」でもそうだったけど、彼は相手役(男女問わず)に対して「愛」があるね。

菅田演じる津奈木はゴシップ誌の編集者で納得のいかない仕事をやらされている。疲れ切ったその体で趣里演じる寧子の躁鬱に付き合う姿はせつなくも美しい。

寧子は仕事を持っていなくて、津奈木のアパートに3年も居候している。恋人同士の甘い雰囲気は皆無で、彼女の躁鬱だけがクローズアップされる。

ケガをしても、国民保険がないから病院に行けない、という。
だから、精神疾患があるのが明らかなのに、薬も飲んでないようで、気の毒に思うのだけど、本作は社会の理不尽さとか格差とかそんなものをテーマにしていません。

「みんなに私のことを見抜かれてる気がする。」
「生きてるだけで、つらい。」と何度も主人公の寧子が叫ぶ。
廻りの人に恵まれ励まされて頑張ろうと思うときに頑張れない、自分のふがいなさ・・・。

その彼女を、津奈木が抱きしめてラストで「生きてるだけで、愛」に変換させるのです。

シンプルな映画です。

水谷豊の娘さんであるらしい、趣里という俳優の演技を初めて見ました。父親の血を確実に引いておられ、これからも特別な存在感を放つ人になっていくだろうと思います。

そして、津奈木の元カノ役の仲里依紗の自意識過剰の凶器を含んだ、目の演技。

津奈木役の菅田君の持って生まれた暖かさと美しさ。

3人の「愛」の形を素直にうまく演出してあるので、拒絶できなくて思わず共感してしまう。
だからその流れでラストで流れるあの歌が、しばらく耳から離れない。

<余談>
水谷豊氏が娘のヌードシーンを見て、激怒したと何かで読みましたが、私たち「傷だらけの天使」のアキラ役、はっきり覚えてますから~。 今じゃ放送できないTVドラマですから。(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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