ここから本文です

天国でまた会おう (2017)

AU REVOIR LA-HAUT/SEE YOU UP THERE

監督
アルベール・デュポンテル
  • みたいムービー 160
  • みたログ 410

4.07 / 評価:314件

仮面の美的センスには唸らされた

  • fg9******** さん
  • 2020年8月4日 15時27分
  • 閲覧数 447
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

…在宅勤務で映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと書くことにする。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。
 『1918年、御曹司のエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、戦場で生き埋めにされたアルベール(アルベール・デュポンテル)を助け出した際、顔に大けがをしてしまう。
 戦後パリに戻った二人は、戦没者をたたえる一方で戻ってきた兵士には冷淡な世間を目の当たりにする。
 戦争で何もかも失った二人は人生を取り戻すため、国を相手に前代未聞の詐欺を企てる。』
 プロローグとエピローグは1920年のモロッコで、詐欺容疑で逮捕されたアルベールの述懐として、上記のあらすじが語られていく。
 エドゥアールとアルベールの2人は、心身共に傷付いて終戦を迎えたのだが、その背景は好戦的な上官の非道さに由来していたのだった。
 戦争は終結したと報じられたにも拘わらず、この上官は突撃命令を断行し、従わないものは同胞であろうとも背後から打ち殺すという蛮行を繰り返し、その蛮行が敵の反感を煽って猛攻撃を浴びたのだった。
 その結果、爆風でアルベールは生き埋めになり、それを救ったのがエドゥアールだったのだが、その際に顔の下半分を粉砕される大怪我を負ってしまうのだった。
 で、帰還しても、国は戦死者は讃えても戦傷者には冷たかったので、アルベールが命の恩人のエドゥアールの面倒を見ることになり、日夜疼痛に苦しめられるエドゥアールのためにモルヒネを探し求めて奔走するようになるのだった。
 エドゥアールは画家志望の富豪の御曹司だったが、父親とはソリが合わず疎遠だったため、自らは戦死者の名を騙って死んだことにするのだった。
 で、困窮しながらも2人の生活は続き、アルベールの献身的な介護のお陰でエドゥアールの顔の痛みは無くなったものの、粉砕された下顎は如何せん修復し難く、彼は自分の才能を活かした様々なマスクを作って被るようになるのだった。
 そんな頃、近所に住むルイーズという少女が彼らと近付きになり、彼女はエドゥアールのモンスターのような顔を見ても一向に動ぜず、そればかりか、口の利けないエドゥアールの的確な代弁者となるのだった。
 制約が多々あったにもかかわらず、3人の暮らしは仄々として心が和んだな~。
 また、エドゥアールの作る仮面はどれもユニークで見惚れてしまったが、への字の口元が指1本の操作で笑顔になるマスクは素敵だったな。
 口の利けないエドゥアールは、仮面を通じて喜怒哀楽を表現していたのだな。
 そんなある日、彼らに悲劇を齎した上官の近況が知れ、戦時中に悪事の限りを尽くしたキヤツが名士然として君臨しているのだった。
 で、此奴と国と、はたまたエドゥアールの父親までギャフンと言わせるべく、彼の芸術的才能を活かした戦没者の記念碑制作の詐欺を企てるのだった。
 果たして、詐欺は上手く実行できたのか?エドゥアールと父親の関係は如何なるや?
 はたまた、憲兵隊の隊長に尋問を受けているアルベールの罪状や如何に??といったストーリーだ。
 憲兵隊の隊長は、好漢だった、とだけ言っておこう。
 ラストはハッピーエンドを期待したが、反戦映画としては止むを得ない落としどころだったのかな。
 でも、幕引きは、そこはかとない爽やかさも感じられ、何よりも、劇中に登場する仮面の美的センスには唸らされ、非常に見応えありの3.8点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:3757件、2020年度200作品目)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • ファンタジー
  • 不思議
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 切ない
  • かわいい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ