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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 (2018)

監督
前田哲
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3.88 / 評価:3196件

命がけのわがまま

  • yab***** さん
  • 2019年8月28日 20時35分
  • 閲覧数 1233
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「あの人のわがままは命がけなんです」
 医大生の田中は、介護している、筋ジストロフイーの鹿野をこう評す。
 鹿野は介護の人たちにわがまま放題。しかも大口を叩く。
「最終的には『徹子の部屋』に出たいと思っています」
 だが、このわがままの裏には、彼の不安、焦り、恐怖が渦巻いている。
 みんなに常に見られながら生きているから、強がるしかないのだ。自信過剰にふるまうしかないのだ。
 その複雑な気持ちが、多くの人々に受け入れられる時、そこに笑いが生まれ、涙が滲む。
 鹿野役の大泉洋の迫真の演技と、田中役の三浦春馬の生真面目な演技と、美咲役の今時の娘的演技が融合するとき、その笑いと涙は更に加速していく。

 余命を宣告され、その葛藤にみんなを巻き込みながら、一つのチームの中心になっていく幸せ者。
 裏表があっても、裏表を見せない、しぶといキャラ。
「こんな夜更けにバナナかよ」と言わせる鹿野ワールドで、みんなが勇気を与えられる。
 実物の鹿野さんをエンドロールに出さない、スタッフのスタンスにも、細かい配慮を感じた。

詳細評価

物語
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