生きるということの素晴らしさ!
- rat***** さん
- 2020年12月5日 1時55分
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タイトルからの印象で、てっきりコメディだと思ってたんですが、なかなかどうして・・・
確かに笑えるところもありますが、実話だけあって、しっかりとドラマしてました。
タイトルの「こんな夜更けにバナナかよ」も、いきなりオープニングシーンで登場し、つかみはOKって感じでしたね。
わがままな障害者鹿野さんと、それを取り巻くボランティアの話。
こんなこと言って、申し訳ないのですが、自分にはボランティアをやる人の気持ちは理解できない。
高畑さんが冒頭で、わがままな鹿野さんに向かって、障害者がそんなに偉いのかって宣うのですが、まさにそれですね。
確かに障害者の方は気の毒だと思うし、何か力になれればって気持ちがないわけではないですが、自分の時間を無償で割いてまで使う気にはなれません。
それが鹿野さんには、ボランティアが500人あまりいたってんだからビックリ。
親の介護でさえ、満足に出来ない人もいるのに、他人のために尽くせるってのは、ホンッとスゴい。
でも・・・思ったんだけど、親の介護ってのは、ある意味、義務みたいなところがあって、自ら進んでやったものではないから苦痛が伴うのかもしれない。他人が行うのは自主的で気持ちが先だから、苦に思わないのかもしれない。
鹿野さんにしても、独りでは何にも出来ないのだから、本来ならもっと感謝して、遠慮でわがままなんか言えないはずじゃないのか。それを、あえて口にしているのは、ボランティアやらせてやるよ、くらいの気持ちでいるんじゃないかと感じた。自分が優位に立つことで、遠慮もなく、負い目を感じない。ボランティアの連中もそれを理解したうえで、わがままを受け入れている気がした、
大泉さんの熱演で、鹿野さんが生き生きとしていたように思う。まさに実話の映画化にふさわしい存在感だった
2018年の作品で、生き抜くということを強く、全面に押し出した内容だった。
こんな作品に参加していた三浦春馬さんが、後に自ら死を選択してしまったというのも、なんか複雑な気がした。
鹿野さんを演じる大泉さんが、高畑さんの胸を触って、いやー、羨ましかったんだけど・・・
【余談です。本編とは全く関係ありません。】
何年も前に、キャバクラに行ったんだけど、服の上からなら胸を触らせてくれるんだよね。女の子に言わせると、何で男の人は胸を触って喜ぶのか、みたいなことを言われた。自分は服の上から触ってもどうかなって思ったんで、触らないから見せてって言ったら、断られた。どうやら女性の大半は、触られるのは構わないが、見せるのは嫌らしい。
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