組織の怖さ
- divebomber0001 さん
- 2019年8月26日 12時11分
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韓国に濡れ衣ものが多いのは、おそらくお上や財閥とかいわゆるエスタブリッシュメントへの不信感が背景にあるのだろう。これは実話にインスパイアされているとのことで、最後に韓国社会での実際の不正事件のニュース場面がエンドロールで出てくる。組織の中の不正を封じ込める仕組みや心性はどの組織にもあるだろうが、そうした中におかしいと思いつつも巻き込まれていってしまう過程に不気味さを感じる。内部告発で大変な境遇に陥った主人公がどうやって反撃するのかがこうした濡れ衣ものの最も根幹で、そこがうまく行った映画は見ててスカッとする良作ということになる。空気を読むのが日本社会というが、韓国社会のそれはもっと半端ないのだろうということを見てて感じさせる映画でもある。
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