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GODZILLA 星を喰う者
2018年11月9日公開

GODZILLA 星を喰う者

902018年11月9日公開

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3.0

『ゴジラ』の名を借りた『まどマギ』

ゴジラではなく、虚淵作品として見たので、1作目は期待外れ、2作目が一番面白く、3作目のラストで納得、という感じです。 各レビュアーさんが酷評するのも当然で、怪獣映画では全くない。『ゴジラ』を見たい人の期待を、あえて裏切りに行ってます。 虚淵さんの描きたかったのは、相変わらずハードSF(だから『まどマギ』)で、その観点から見た場合のみ、評価すべき作品。 現代社会に対する問題意識が、虚淵さんと自分との間で、結構、似通っているようなので、少しでも映画を観た人に届けばいいな、とは思っています。 その肝心の問題意識を、もの凄く大雑把に言うと、「人間は世界の理不尽さ(特に不幸な死)を、もう少し受け入れて、世界(特に自然)に対して、もう少し謙虚になろうよ」ということと、「これから、どのように科学を発展させて行くか、もう一度、しっかり考えてみようよ」ということではないかと。 このテーマを、怪獣映画という形を借りて落とし込むことが一番の目的なので、ゴジラが全く活躍しないのも、登場人物のキャラ造形が薄いのも、ある意味、当たり前です。 それを「ヨシ」とするかどうかが、この作品の評価の全て。自分は「ヨシ」としたので、3ですが、さすがに観客の期待を裏切り過ぎなので、これ以上の点はつけられません。 あと、欧米市場を意識したんでしょうが、キャラクターデザインは完全に失敗したかな、と。ただでさえ、冷たい論理的な話なのに、生気を感じさせないキャラデザで、観客の嫌悪感に輪をかけた感じがします。

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