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モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ (2018)

監督
錦織博
  • みたいムービー 59
  • みたログ 297

2.68 / 評価:262件

ハッキリ言います、駄作です!

  • mas***** さん
  • 2018年10月8日 12時34分
  • 閲覧数 3228
  • 役立ち度 17
    • 総合評価
    • ★★★★★

10月7日に映画館で視聴

個人的に今年ワースト1クラスの駄作です
2年前に公開された前作「始まりの場所へ」は
アプリのモンスターストライクを知らない人でも楽しめるように
「スタンド・バイ・ミー」のような少年達が冒険する普遍的な話になっていて
退屈ではありましたが、大勢の人が見ることに配慮した点は評価できました。
それに比べて今回は明らかに前作を大幅に下回る出来栄えで
どの層に向けた話なのかもさっぱりわかりません

【良かった点】
戦闘シーンの出来はとても良かったです。
棒立ちのキャラクターがレーザーを撃つみたいなシーンが多かった前作に比べて
手持ちの武器でのつばぜり合いやカメラワークにこだわりが感じられます。
スピード感があり、アクション面での技術の向上が著しいです。

【悪かった点】
脚本、これに尽きます
全編に渡ってとにかく唐突で不可解なシーンが多くてイライラします
練り込みが全然足りません

今回のメインヒロインである「ソラ」の言動がとにかく不愉快です
「マナさんの息子のくせにだらしないな」みたいな、主人公に嫌味全開のセリフを連発しますが、恩人の息子に向かってそんな冷たい態度を取る必要あります?
その言動を「ユウナ」という金髪の中学生くらいの女の子が優しくフォローしてくれます。
…これ、キャラクターの性格を逆にしたほうが良くないですか?
後述するユウナに関する重大な展開との兼ね合いからも、そうするべきだったと思います

上映時間が短いからキャラクターの掘り下げができないので、視聴者はヒロインに対する悪感情を募らせていきますが、主人公はヒロインのことを「大切な人」と何故か思い出すので、視聴者が主人公に感情移入できなくなっていきます。

また、ユウナが中盤で裏切る展開も意味不明です。
どうやら以前から解放戦線側に付いていたようですが、解放戦線のせいで兄貴が石にされて絶望してたんだから
その解放戦線のリーダーである「センジュ」に対して怒りを爆発させないとおかしいはず。ですが特に理由は語られないまま主人公は刀で刺されます
「衝撃の展開」にするためだけのキャラクターの感情を無視した迷シーンです。
裏切ったら即フェードアウトしてエンディング手前まで出てこない雑さも酷いですね。

それでも中盤まではまだ物語としての体裁を保ってはいましたが、
終盤で空にブラックホールができてからの展開は最低の一言です
登場人物の行動が全く理解できないまま最終決戦に向かいます。
・主人公「カナタ」→腹を刺されて瀕死だったのに突然覚醒して
     ラスボスとタイマンできるほど強くなる
     狼みたいな姿になった理由は不明。センジュと戦う必要あったの?
・ラスボス「センジュ」→【月の穢れ】という黒いウィルスのような物体に
    完全に取り込まれたように見せかけて、実は取り込まれてなかったぜ!
    ブラックホールに近づいていった理由は不明
  人間の企てを見抜いていたようで見抜けてなかった、マヌケな感じが辛い。
   カナタと戦う必要あったの?最終的に協力してたの何?
・ヒロイン「ソラ」→ブラックホールが出現して、センジュがそこへ向かおうと
      すると、なぜかセンジュを追いかけて東京タワーを
      登っていく。何がしたかったのか?

最終的に主人公カナタの隠された能力で奇跡が起こって全部解決する展開も最低でした。シリアスな作風で一番やっちゃダメなパターンを地で行ってます。
作中のキャラクターに「奇跡だ…」って言わせたのは、何かのギャグですか?

マナが最重要人物であり、マナを中心にストーリーが動いていたにもかかわらず、最終決戦にマナが全く関わらない意味不明な展開のせいで
物語の起伏がめちゃくちゃになってました。
東京タワーの下で祈ってるだけってどういうことですか?
(月の穢れに完全に取り込まれたセンジュが、マナをさらって道連れにして自爆しようとするのをカナタとソラが追いかける…という展開でも良かったでしょう。そもそもセンジュは殺す必然性が無い、使命感に突き動かされて汚れ仕事をしてただけの救われるべきキャラクターなのでブラックホールに飲み込まれて死んだ結末に納得できません。)

【総評】
アプリの「モンスターストライク」にとらわれない話にしたかったのだと思いますが、映画版のオリジナルの要素がことごとく滑っていて面白くないという本末転倒さが目立つ作品でした。
セリフもいちいち抽象的でポエムっぽく、恥ずかしくなります
これから見に行く人は、ダメな脚本のお手本を見に行くという目的以外で見に行くのは止めたほうがいいでしょう、時間の無駄です。
もしくは来場特典だけ貰いにいって帰りましょう。

監督「錦織 博」脚本「伊神 貴世」
↑今作の戦犯です。彼らの関わる作品には注意しましょう

評価は100点満点中5点です

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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