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ときめきプリンセス婚活記 (2018)

THE PRINCESS AND THE MATCHMAKER

監督
ホン・チャンピョ
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3.48 / 評価:31件

四柱推命は12世紀の南宋の徐居易が始祖!

  • bakeneko さん
  • 2018年12月11日 11時36分
  • 閲覧数 152
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

18世紀中盤の朝鮮王朝の皇女結婚騒動を、当事広く信じられていた四柱推命を解説しながら語ってゆく“王朝恋愛秘話”で、お転婆皇女をシム・ウンギョン、期せずしてお守りをすることになる占術監察官をイ・スンギが演じています。

大干ばつに見舞われた1753年の朝鮮で、王:英祖は、占術によって陰陽の均衡の崩れを正し気候を安定させるべく、ソンファ王女(シム・ウンギョン)を結婚させることを決意し、広く相手を公募する。婿候補が4人まで絞られた際に、王女は花婿候補の素顔を知りたくなって密かに宮中を抜け出すが、婿候補の四柱推命を解析する役目の占術監察官ソ・ドユン(イ・スンギ)と出くわして…というお話で、
皇女のお忍び脱走騒動では-「ロイヤルナイト」、「ローマの休日」、
名簿にある男を訪ねてゆく作劇では-「舞踏会の手帳」
を採り入れながら、当事の朝鮮王朝の事情を描きこんでいます。
(王:英祖は「王の運命 -歴史を変えた八日間」でも描かれたように、逆らった王子を“米びつ事件(壬午士禍)”で処刑した苛烈な支配者なので、物語に緊迫感が張り詰めています)。

愉しげな邦題とは裏腹に、“王女の婿候補めぐり”は庶民の飢餓を克明に映し出し、各候補のダメンズ振りを提示してゆくものですし、王朝の権力争いや出世の画策といった生臭い陰謀も暗躍しますので、作品自体も次第に暗い&真面目なトーンとなってゆくので、明朗な時代喜劇を期待すると重めの展開に面食らう方もいるかもしれません。
一方で、宮廷の広大さや華やかな衣装、カラフルな色彩や映像美は華やかですし、四柱推命の文字がCGで浮かび上がる脚色など、凝った絵つくりが愉しめます(クライマックスで傘を差して走る王女の肩に一瞬掛かる虹をお見逃し無く!)。

シム・ウンギョンは「怪しい彼女」でも魅せた“素性詐称”演技を披露しますし、イ・スンギは「ローマの休日」ならばグレゴリー・ペックの役どころを余裕を持って演じています。

“占いなんて当たるものじゃないし、王族が結婚したくらいで飢饉が収まるなら苦労しないよ…”と科学的に突っ込まないで、占いが結婚を左右した時代の宮廷絵巻を見つめましょう!

ねたばれ?
1、1753年は朝鮮半島は旱魃でしたが、日本では逆に朝鮮半島に押し上げられて雨を降らせるはずの梅雨前線が長く居座って冷害が起こり、東北(宮城&岩手)で餓死者6~7万人を出して当地の人口を1/3にした“宝暦の飢饉”となっています。
2、鶴の被り物をして“ニャーオ”って…
3、当事の春画は清から輸入していたんだ!

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