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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 (2017)

BORG MCENROE

監督
ヤヌス・メッツ
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3.66 / 評価:461件

何故に「15、30、40」なんて数えるの?

  • fg9***** さん
  • 2019年7月11日 10時17分
  • 閲覧数 1041
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    • 総合評価
    • ★★★★★

あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。
 『世界がテニスブームに沸き立つ1980年、その最前線に立つ存在として活躍するビヨン・ボルグ(スヴェリル・グドナソン)。
 類いまれな強さに加えて彫刻を思わせる端麗な容姿と冷静沈着な性格で、テニスファン以外からも圧倒的人気を集めていた。
 ウィンブルドンで4連覇を果たし5連覇をも達成しようとするボルグ。
 だがその前に、過激な言動で注目されていた天才的プレイヤーのジョン・マッケンロー(シャイア・ラブーフ)が立ちはだかる。』
 当時、テニスには全く興味のないオラッチでもボルグとマッケンローの名前ぐらいは聞き知っていたっけな。
 そりゃ、そうだろう。
 史上最年少でウィンブルドンで初優勝を果たし、その後4連覇を達成したという傑出したテニスプレイヤーだったのだな。
 そんな彼が5連覇を目指すというのだから、そのプレッシャーたるや頂点に立つ者しか解からない恐怖があるのだろう。
 負けるなんてことがあれば、全てを失ってしまうという脅迫観念に常に駆られているのだった。
 そんなボルグは、「氷の男」というよりは「求道僧」のような雰囲気を醸し出していたな。
 そのボルグの少年時代にもかなりのウェイトをかけて描かれていたが、気性の粗さはマッケンロー以上のものがあり、審判に喰って掛かったり、ラケットを叩き付けるなどの蛮行は日常茶飯事だった。
 コーチのレナート(ステラン・スカルスガルド)から「その怒りを、一打一打ラケットに込めろ」と口酸っぱく窘められて、漸くコート上では冷静でいられるようになるのだった。
 一方のマッケンローは、審判の判定に直ぐに咬み付くので、「悪童」なんて呼ばれていたが、「アル・カポネ以来の最悪のアメリカの顔」と揶揄されてもいたのだった。
 でも、オラッチの見たところでは、「炎の男」という形容よりは、ヤンチャで正直で繊細な若者のように感じたっけな。
 で、いよいよウィンブルドンの幕が切って落とされる。
 ボルグは、1回戦から格下のノーシードの選手に苦戦したが、なんとか勝ち進み準決勝も勝利で飾ったものの、頂点に君臨し続ける重圧に押しつぶされそうになるのだった。
 ここでもボルグの気性を知り尽くしたコーチのレナートが温かく彼を包み込む。
 コーチの力の絶大さが良く解かるシーンだったな。
 大坂なおみの不振はコーチを変えた所為なのかな?(余計な詮索だな…)
 一方のマッケンローも準決勝を勝利で飾ったものの、またもや暴言を吐いてマスコミにやじられてしまうのだった。
 さぁ、待ちに待った『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』の対決だ。
 ボルグがコートに現われるとともに、観客は総立ちになって大声援を送る。
 片や、マッケンローがコートに登場しても、声援どころかブーイングを浴びせられる始末だった。
 これはもう、試合が始まる前から、勝負の行方は見えており、観客を味方に付けたボルグの勝利だな、と思えてくる。
 以降の対決は見応えがあったな~。
 どちらも譲らずの一進一退の攻防が果てもなく続き、何回にも亘るタイブレークのシーンは過呼吸に陥りそうなほどに緊迫感があった。
 マッケンローは、審判の誤審らしき判定にも一度も不平を漏らすことなく試合に集中し、対するボルグもマッケンローの情熱的なプレイに負けじと熱い思いで応酬するのだった。
 で、3時間55分に及ぶ死闘の末、遂に、勝利の女神はボルグに微笑み、ウィンブルドン5連覇という偉業を成し遂げるのだった。
 敗者となってしまったマッケンローにも、観客は惜しみない拍手を送るのだった。
 この決勝戦のシーンだけでも十分に見応えがあったが、空港でのボルグとマッケンローのハグには熱いモノが込み上げてきたな~。
 マッケンローは「次は勝つ!」とボルグに言い放っていたが、翌年それを現実のものとしたマッケンローも凄い若者だな。
 6連覇を阻止されたボルグの若くしての引退は淋しいものがあったが、エンディングテロップで次のように流れたので、仄々したな~。
 「ボルグとマッケンローは親友となり、マッケンローの結婚式でボルグが介添え人を勤めた(因みに、マッケンローの奥さんは、『ペーパー・ムーン』のテータム・オニールだったなんて吃驚したな~、その後、離縁したらしいが)」
 ボルグとマッケンローは、「氷の男」「炎の男」と好対照を為しているかのように思われているが、通底では、似た者同士だったんだな。
 話は全然変わって、ボルグの少年時代を演じていた彼は、ボルグの実の息子だと後で知って感慨深いものがあった。
 テニスのポイントは、何故に「15、30、40」なんていう変則的な数え方をするのだろう??と、テニスにはド素人のオラッチが観ても、非常に心が躍った見応えのある作品で、4.2点といったところかな。
(メモ 総レビュー数:3403件、2019年度233作品目)

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