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それだけが、僕の世界 (2018)

KEYS TO THE HEART

監督
チェ・ソンヒョン
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4.22 / 評価:453件

ほし いつつ

DV夫に危険を感じ2人の息子のうちサヴァン症候群の弟を連れて逃げた妻。残された兄はその毒親父の元で虐待的苦労したのち、兵役終了後にボクサーなどで活躍し、ひとりで生きていく兄(イ・ビョンホン演じる兄のジョハ)。しかし歳はもう40。
ある日自分を捨てた母と偶然再会。その家でしばらく暮らしカナダに行く準備をするが弟と交わるうちに運命が変わっていく物語。母との和解と家族の絆が泣ける。

イ・ビョンホンは久しぶり。ターミネーター新起動以来だと思う。シャープな肉体と精悍な顔、ちょいと無表情だが味のある演技は健在かな。

家族と再会してからのジョハは、弟の相手をしていることからいろんな感情が芽生えてくるのが引き込まれる。
基本は、障害のある弟の将来を案じて無理をして働く母の苦労。この物語は泣ける要素多い。再会した兄に許しを乞いたいが、そこに触れたくないと拒絶してしまうジョハ。無理して優しく接するが本人に気を使うなと拒絶。
そんな中で弟の世話に失敗したりうまくいかないと、気の強い母は容赦ない言葉をジョハに浴びせてしまい。ジョハのなんともいえない表情が涙を誘う。
アパートの大家のアイドル志望の娘が、なにかと弟の面倒を見る様子がほのぼのと優しさが溢れて、場面展開のつなぎとして良いポイントになってました。
仲良くゲームしてる最中、弟にちょいとキュンしそうな娘の「あー足見たなー」という微笑ましい場面も心地よい。
娘は弟のことがちょいと好きという感情も見えていいね。


そして母は病気が発覚して死が迫る。
だが嘘をついて出稼ぎにいくと言い入院。日増しに弱って行く様子が実につらい。早く帰ってきて欲しい気持ちの弟が街中で見る仲の良い親子の様子がこれまたなんとも悲しい。

弟のピアノの才能が開花する。
刑務所でジョハが面会して毒親父と絶縁。
ギリギリまでカナダに行こうとするジョハ。入院したことを知り母に会いに行くが、触れたくなかった昔の話を聞くことになる。死を間近に感じた母の謝罪の繰り返しがハンカチティッシュポイント大。

ピアノコンサートに出ることになった弟にカナダ行きを諦め、病床の母を連れ出して会場へ運ぶ。昔観た映画のラストコンサートを思い出す。


母の葬儀。弟を見つめるジョハの表情。
いろんな経緯を超えて、いろいろ決意を巡らせるいい顔でした。

死亡結末映画は、恋愛が絡むものが圧倒的に多いが、今作は家族の物語であったのが気に入りました。良い作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 切ない
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