猟奇大量殺人なのに音楽と演出でブライト調
- sol***** さん
- 2020年10月30日 19時06分
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ブライトという言葉は明るすぎかもしれないが、ダークバイオレンストーンにせずコミカルな演出としたのは映画としては奏功していた印象。
これが史実ベースであれば不謹慎かもしれないが。
主演俳優もやや気の触れた主役をよく怪演。脱糞シーンや死姦シーンは最初のうちはちょっと吹きだしてしまった。
しかし、そんなコメディタッチと受け止めて程なくあんな猟奇バイオレンスに到った場面はなるべくしてなったのかと残念にも感ず。
ところが、ラストが別の洞窟に招き寄せて私刑団から逃げ延びてしまう場面で〆となってしまったもんだから、不思議な解放感を味わいつつやや明るく見終えることが出来たのは良かったのか悪かったのか。
英語版ウィキでも史実を元にしたというような表記はなかったので、こんなブライトな猟奇バイオレンス犯罪劇があってもいいのかもしれない。
文明生活を失った人間が辿る末路の一つの有様を見させてもらったことに感謝。理性亡き人間はいとも簡単に野蛮に陥落する。
3.5の三ツ星
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